- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県下松市
- 広報紙名 : 下松市広報「潮騒」 令和7年10月号
〜男女共同参画の視点から見た魅力ある地域づくり〜
令和7年版男女共同参画白書では、全ての人が希望に応じて活躍できる社会の実現に向けて、性別に関係なく個性と能力を発揮できる魅力的な地域づくりに向けた考察をしています。
地域により女性や若者を取り巻く状況や環境が異なり、女性や若者の都市への転出や、若い女性が大学などを卒業後も地方に戻らないことにつながっている可能性があります。
政治、経済、社会などあらゆる分野において、政策・方針決定過程に男女が共に参画し、さまざまな視点が確保されることは、豊かで活力のある持続可能な社会の形成および、あらゆる人が暮らしやすい社会の実現のために重要です。
令和6年度に内閣府で実施した意識調査から、若い世代が出身地域を離れた理由をみると、仕事や就職先の少なさと並んで、「地元から離れたかった」を理由として挙げていることは、特筆すべきことであると考えられます。「男性は仕事、女性は家庭」という性別による固定的な役割分担意識が都市への転出、特に女性においては地方へ戻ることの心理的障壁になっている可能性があります。
女性と若者が戻りたいと思える地域となるためには、固定的な性別役割分担や無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)の解消が必要であると考えられます。
全ての地域で女性活躍・男女共同参画を推進するためには、女性の起業の支援、女性が活躍しやすい社会環境の後押しなどの雇用環境や労働条件の改善、地域における女性リーダーの増加、地域の資源を活かした学びの機会の確保などの推進が重要です。
男女共同参画室では、多様な生き方や働き方を応援するための講座を開催しています。詳しくは市HPで確認してください。下記の期間中に市役所1階ロビーで資料を展示しますので、ぜひご覧ください。
10月1日(水)~31日(金)
問い合わせ:人権推進課男女共同参画室
【電話】45-1825