- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県岩国市
- 広報紙名 : 広報いわくに 令和6年8月1日号
■夢をかたちに
福田 良彦
南岩国町にある岩国市中央図書館が、先月、開館30周年を迎えました。
平成6年の開館以来、幅広い世代の皆様に、身近な学びの場として広く活用され、現在では、市内6図書館、1分室とあわせ、約65万冊の蔵書をもつ市立図書館の拠点となっています。
本市は、「図書館の父」といわれる田中稲城(いなぎ)氏を輩出したまちでもあります。欧米に学び、近代日本の図書館事業の基礎を築いた方で、「図書館は国民の大学である」という言葉を残されています。
本市では、こうした遺志を受け継ぎながら、令和3年に電子図書館を開設し、デジタル時代への対応を進めると共に、これから建設される岩国駅前の再開発ビル内にも、図書館機能の設置を予定しています。
今後とも、図書館が、高度化・多様化する時代の要請に応えつつ、生涯学習の拠点として、全世代の方々に、より身近な学びと交流の場となるようしっかりと取り組んでまいります。