くらし すまいる~スポーツを支える存在であり続けたい

■Vol.191 本田晃一さん(装束町在住)
岩国市スポーツ推進委員協議会の会長と、総合型地域スポーツクラブ「SHOKOエンジョイクラブ」の会長を務め、岩国市のスポーツ推進に尽力している。
趣味は釣り。

「スポーツがうまくできた時の喜びや盛り上がりは万国共通、お年寄りも子供もみんな同じなんです」と話すのは、岩国市スポーツ推進委員協議会の会長を務める本田晃一さんです。
スポーツ推進委員はスポーツの実技指導や普及啓発、市のスポーツ行事への協力などを行い、現在69名が活動しています。本田さんは平成9年に近所の人から誘われたことがきっかけで、スポーツ推進委員になりました。
当初は実技指導の機会が少なかったそうですが、平成14年にハンドボールクラブが立ち上がったことが転機となります。本田さんが高校時代にハンドボール部だったことから、クラブのコーチを引き受けることになりました。
「子供たちが日に日に上達していく姿を見ていると、何とも言えない喜びを感じたんです。スポーツを支えることの楽しさや重要性を感じ、スポーツ推進委員の活動にもより一層、力を注ぐようになりました」と言います。
令和2年から会長に就任した本田さんは、モルックなどの誰でも参加しやすいニュースポーツが、高齢者と子供をつなぐ橋渡しになると感じ、ニュースポーツを積極的に取り入れて、体験する機会を増やす取り組みを行っています。
本田さんは「自分が会長ではありますが、みんなが各地区を代表してスポーツ推進委員として頑張っています。そこには上も下もありません。自分たちが地域の活動に関わりながら、各地区のスポーツ推進委員をもっと活用してもらえるようになると嬉しいです。それが後任の育成にもつながると信じています」と話します。
みんながスポーツをして体を動かし、健康寿命を延ばしてほしいと願う本田さん。そのためには、みんなが集まるきっかけ、集まる場所を作ることが大切だと感じています。
「ここに行けば、いろいろなニュースポーツが体験できる。そんな拠点を作りたいですね」と本田さんは、優しい笑顔で熱く夢を語ってくれました。