くらし 長門の人54~地元の未来を支える力に~

■安藤建設株式会社
竹内(たけうち)康紀(こうき)さん

~長門市で働く若者に聞く~
地元に戻って2年目。長門市をより良くするため、地元で働くことを決めた竹内さんに話を伺いました。

◇入社したきっかけは?
進路を決める際に、漠然と長門市をより良くしたいという想いはありましたが、具体的に何をすればよいのか分からずにいました。そんな時、就職情報サイトが開催する説明会で、安藤建設が長門市に根付き、地域の方々の安心・快適な暮らしを支えるインフラ整備に取り組んでいる会社であることを知り、私の中で「地域のために働く」という明確な道筋が見えました。説明会後も常務の安藤さんから色々と助言をいただき、その人柄と、言葉が私の想いを行動へと導く大きなきっかけとなりました。

◇どのような仕事をしていますか?
土木工事の監理の仕事をしています。具体的には、工事の進捗状況や出来形を写真で記録したり、測量機器を使い高さや位置を正確に出す作業を行っています。また、最近では「サイテック3D」というソフトを使い2次元の図面を3次元データに変換する作業にも取り組んでいます。

◇仕事でやりがいを感じていることは?
大学では、経営について学んでいたため、土木に関しては全くの未経験でした。新しい発見の連続で、現場での実務を通して、知らなかったことを一つひとつ吸収していけることにやりがいを感じています。知識や経験が増え、自分が現場に貢献できるようになっていると感じられるのも、すごく励みになります。

◇長門市で好きな場所は?
昔から釣りが好きで、休日は仙崎の海に釣りに行ったり、仕事の疲れを癒しに温泉に行ったりしています。また、場所というより環境ですが、高校まではうるさいと感じていたカエルの鳴き声が心地いい癒される音に変わりました。「やっぱり地元っていいな」と思わせてくれる音で、今ではすごく落ち着く大切な環境になっています。

◇今後の目標は?
まだ、初めて経験する工事が多く、日々学びながら業務に取り組んでいますが、一度経験したことをしっかり活かせるように今のうちから一つひとつの作業や工程を丁寧に理解し、多くの知識や技術を吸収していきたいと考えています。また、経験を積み重ねていく中で、より実践的な力を身につけ、現場に貢献できるよう成長していきたいです。
現場で、経験豊富な先輩が「自分もこうだったから」と寄り添ってくれる言葉をかけてくださり、とても救われたので、自分も後輩ができた時にはそのような声掛けをしていきたいと思っています。