健康 健康コーナー

■認知症予防には早めの相談や受診が大切です!
認知症は、色々な原因により、脳の細胞の働きが低下することで、記憶や理解、思考などの認知機能が低下し、日常生活に支障をきたしている状態です。加齢と共に認知症の発症リスクは高くなり、誰にでも起こりうる脳の病気ですが、早期に発見・治療することにより、症状を軽減することや進行を遅らせることができる場合があります。

◆早期発見の3つのメリット
メリット(1):治療で改善する場合がある
認知症の原因になる病気は様々ですが、早期に発見し治療を開始することにより、認知症の種類によっては改善する場合があります。

メリット(2):今の状態を維持できる場合がある
症状が悪化する前に、適切な治療や対応をすることにより、今の状態を維持することや進行を遅らせることができる場合があります。

メリット(3):今後に向けた準備ができる
本人や家族がしっかり話し合い、治療の方針を決めたり、適切なサービス利用に向けた準備をしたりするなど、今後の生活の継続のために必要な準備をすることができます。

○MCI(軽度認知障害)とは
MCI(軽度認知障害)とは、認知症と診断される一歩手前の状態です。日常生活に支障が出ていない場合が多いですが、そのままにしておくと認知症に進行してしまう可能性が高いです。早めの対策をしておくことで、健常な状態への回復や、認知症への進行を遅らせることが期待できます。

○早めの相談を
ほとんどの認知症は突然発症するわけではなく、一歩手前の状態(MCI)から徐々に進行していきます。「なにかおかしい」と感じたらそのままにしておくのではなく、かかりつけ医や地域包括支援センターに相談をしましょう。
また、生活習慣を見直したり、積極的に人とコミュニケーションをとって脳を活性化したりするなど、認知症予防に取り組んでみましょう。

問合せ:保健福祉課 地域包括支援センター
【電話】62-1780