- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県上関町
- 広報紙名 : 広報かみのせき 令和7年9月号
■生徒が主体となって動かす学校づくり
2学期は上関町小中合同大運動会、かみのせき學苑祭と大きな行事が行われます。それぞれ本番だけでなく、準備の場面でも生徒が前面に出て活動する場面が多くあります。運動会では3年生全員を各種目の担当にし、説明や練習の指示も自分たちで行うようにしていきます。この他にも、安全点検や奉仕作業でも司会やあいさつなど生徒に任せていくようにしています。教員が生徒に必要な助言をしながら、様々なことを生徒に委ねていくことで、社会の担い手として活躍する力を身に付けさせたいと考えています。
■通学路の安全点検
8月19日に通学路を中心に自分が住んでいる地域にどのような危険があるか確認する取組を行いました。生徒だけでは見えない部分があると考え、学校運営協議会の委員の方をはじめ、地域の方と一緒に進めていきました。今回は、山口県教育庁学校安全・体育課の藤木さんから生活、災害、交通の3つの観点に分けてどのような危険が考えられるかについて教えていただき、その後、実際に現地に行って、危険箇所を目で見て、写真に記録する活動を行いました。次は、10月に集まり、インターネット上の地図で危険箇所を確認することができる「デジタル安全マップ」を作成していきます。作成したものは小学生とも共有し、地域の方にもご覧いただけるようにする予定です。
■部活動の取組
上関中学校には現在、ソフトテニス部と総合文化部の2つの部活動があります。
ソフトテニス部は3年生10名、2年生4名、1年生10名で活動しています。部活動の地域展開を進めており、月・木曜日は中学校で教員が中心となって指導し、土曜日には町民グラウンドのテニスコートで地域の方4名に指導していただいています。7月には男子は個人1ペア、女子は団体と個人3ペアが熊毛郡の代表として県の大会に出場しました。
総合文化部は1年生3名で活動しています。火曜日を中心に町の図書館で館長さんの指導の下、俳句などに取り組んでいます。夏休みには俳句の取材も兼ねて、八島を訪問し、住民の方と交流したり、浄慶寺にある川口健治さんのふすま絵を鑑賞したりするなど様々な活動に取り組みました。