くらし 議会だよりNo.99(2)

▽白松靖之(しらまつやすゆき)議員
Q.阿武町の空き家軒数増加抑制対策の推進について
A.町の空き家バンク制度を引き続き推進すると共に、東京の不動産会社「(株)ネクスウィル」と連携して、空き家対策の充実強化、空き家件数の増加抑制に取り組んで行きたい

問:
阿武町の令和5年6月の空き家調査によれば、奈古地区1009軒に対して、空き家は198軒。空き家率は、19.6%。福賀地区379軒に対して、空き家は124軒。空き家率は、32.7%。宇田郷地区367軒に対して、空き家は101軒。空き家率は、27.5%。今後、3地区の独居高齢者宅の軒数が増えて行く中で、これまで以上のスピードで空き家が増えていく事が、容易に想定される。
将来、私も含め住宅を所有する人は、いずれ慣れ親しんだ我が家の在り方について決断を迫られる時が必ず来る。
その時、家を貸すのか、売るのか、解体するのか、多くの方が悩まれると思う。
以前、平成30年3月に阿武町から「家の未来帖」が、全戸配布された。この「家の未来帖」を元に、今一度、年末年始やお盆の長期休暇中に、阿武町の実家へ帰省された親族の皆さんと家の方向性について話し合って頂く機会を促す努力が、必要である。
例えば、各自治会や高齢者教室等への出前講座の実施や防災行政無線・広報あぶ・町のホームページ・萩テレビ等での周知が考えられるのではないか。
町長:
本町は、他の市町に先駆けて平成19年度に「空き家バンク制度」を開設している。平成19年度の登録件数は6件、20年度は16件、その後しばらくは、一桁で推移していたが、「家の未来帖」を発刊した後の平成30年以降は、二桁での推移を維持しているところであり、未来帖をご覧いただいたことが、空き家バンクへの登録の契機付けとして相当の効果をもたらしたと考えている。
なお、これまで空き家バンクに登録いただいた住居件数の累計は、11月末現在191件。このうち契約済みの物件で、賃貸と売買別の件数では、賃貸が93件、売買が30件、合計が123件となっている。
町の新たな取り組みとして、先日、東京の不動産会社「(株)ネクスウィル」との業務連携協定を締結したところで、一般的な不動産と比べ売却が難しいとされる、いわゆる「訳あり物件」等を買い取り、利害関係の整理と合わせ、取り扱いや売却が困難とされている要因を排除した上で、再販を行っている事業者。
町としては、これからも空き家バンク制度は引き続き進める上で、「(株)ネクスウィル」と共同することで、状態の良い物件は、町の空き家バンク制度、或いは「(株)ネクスウィル」を利用するなど、家主からすれば契約先の選択肢が増える。
これまで保存状態が悪いということで、空き家バンクへ登録をお断りしていた物件についても、条件次第では「(株)ネクスウィル」が引き受けてくれるなど、空き家対策の充実強化になる。
また、移住定住者の増加にも期待できると考えている。
空き家バンク登録へのPR無線放送については、今後も帰省客の多い、お盆やお正月には意識して放送を流して行くと共に、毎年、自治会長集会でお配りしている出前講座のメニューにも加えたい。