くらし 令和7年度まちづくり懇談会

阿武町のまちづくりについて、町長や各課長らが町民のみなさんに直接説明する令和7年度のまちづくり懇談会が、3地区で開かれ、延191人の出席がありました。各会場で皆さんから寄せられた、町政に対する、さまざまなご意見について、またその回答について要約し、掲載いたします。

5/28:奈古…66人
5/29:宇田郷…75人
5/30:福賀…50人

Q.図書コーナーに活字の大きな本を
A.高齢者にも利用いただけるよう検討する
問:公民館の図書コーナーに高齢者に配慮した大きな活字の本を置くように検討してほしいと思います。
答:意見を受け止め、今後活字が大きな本も少しずつ増やせるよう検討していきます。

Q.温水プール廃止にかかる町民への説明は
A.議会と利用者には説明済
問:温水プールを廃止するに当たり、町民の皆さんの意見は聞いたのですか。
答:
まずは全議員に対し、昨年度の会期中において老朽化が進んだ施設の状況や建替の費用及びプールの運営には毎年、多額の経費が必要であることのほか、新規施設の有効性など、廃止に至った経緯を説明しました。
また、5月19日には利用者を対象にした説明会を開いています。

Q.道の駅の経営状況は
A.年に一度、議会で報告している
問:道の駅の経営状況等について、町民が知る方法はありますか。
答:道の駅の指定管理者である(株)あぶクリエイションの経営状況については、地方自治法の規定により、年に一度、議会に報告をしています。

Q.あぶ診療所の医師の確保について
A.県などと協議し説明会で報告を行う
問:来年10月から開始される新しい医療体制について、福賀出身の徳永医師が勤務されると聞いていますが、德永医師以外の医師の確保の状況について教えていただきたく思います。
答:徳永医師については、週に1日の勤務の予定としており、診療所を週5日の診療ができるよう、県や山口大学と調整を行っていき、決まれば説明会などを開催して報告を行っていきます。

Q.ひだまりの里の閉鎖理由は
A.阿武福祉会の運営維持のため休止
問:ひだまりの里の閉鎖の理由について教えてください。また、今後の再開はあるのですか。
答:
ひだまりの里については、阿武福祉会に指定管理という形で、デイサービスとグループホームの事業を行っていましたが、どちらもかなりの赤字を出しており、このままだと阿武福祉会の事業全体が成り立たなくなるので、休止の判断をしました。
はじめにデイサービスを休止させていただき、今回グループホームも休止となりましたが、福祉会としては休止から廃止という方向で検討しています。
ひだまりの里の建物自体は町が所有しているため、萩市にある事業所などに運営をお願いしましたが、話がまとまりませんでした。
今後運営する事業所が見つかれば再開もあり得えますが、事業所が見つからない場合、他の用途でも活用できないか検討します。

Q.物価高騰支援対策商品券の使用期限の延長はできないか
A.昨年度同様8月から10月まででお願いしたい
問:利用できる店舗数が少なく、短い期間での利用が難しいと感じます。利用期間をもう少し伸ばせないでしょうか。
答:業務委託先の金融機関や商工会のほか、町も事務の事後処理に期間が必要なため、昨年度同様に8月1日から10月末までとしています。

Q.風力発電の進捗状況
A.現在、事業者からの報告等はありません
問:HSE株式会社が計画している「(仮称)阿武風力発電事業」の現在の進捗状況について教えてください。
答:令和3年1月に受けた環境影響評価方法書以降、特に報告等もなく、今現在は待ちの状況です。

Q.交通機関を配置できないか
A.利用者の少ない現状では難しくデマンド交通の有効活用を
問:
町営の福賀バスが廃止になると聞きましたが、そもそも通院や買い物に利用できる萩市への直通便がないことに不便を感じます。
このような状況では免許返納も決断できません。
萩市への直通便を配置できませんか。
答:
町営バスの福賀便については、平均乗車率が1人を切っているため廃止としました。
今後は、地域の実情に則した、より便利なデマンド交通をご活用ください。
また、高校生の朝夕の通学用として、奈古駅までのデマンド便の定期便を現在検討しています。
なお、以前あった萩市までの民間の直通バスについては、運賃が高額であること、利用者が少ないこと、などにより、廃止となった経緯があります。
また、デマンド交通は市町を越えた運行は現在の制度上不可能であるため、萩市へ行かれる際には、デマンド交通で一旦奈古を経由していただくようにお願いします。
現在の制度上は難しいですが、国の制度も注視しながら今後可能なところから検討していきます。