くらし 議会だよりNo.98(4)

▽上村萌那(かみむらもな)議員
Q.高校生の通学費補助について
A.町民の理解が得られないと考える 町の魅力を向上させていくことで定住に繋げる
問:
町では様々な子育て支援を拡充し、社会増に繋げてきたが、子育てには成人までの継続した支援が必要である。
特に現在、高校生とその保護者に対する支援が必要ではないかと考える。
保護者の負担軽減、JR山陰本線の積極利用、そして若い世代の定住に繋げるためにも、高校生の通学費用の助成ができないか伺う。
町長:
町では高校生のバス通学費用助成・下宿補助金制度などを既に実施している。
周辺市の実施する通学補助の補助要件に当てはめてみても、JR奈古駅―東萩駅間は補助対象外の金額となっており、この通学費用の補助について多くの町民の理解が得られるとは思わない。
今後、教育現場の整備を進めることによって町の魅力を向上させ、PRしていくことで定住に繋げていく。

■行財政改革等特別委員会 9月12日開催
松田穣(まつだみのる)委員長

▽診療所等複合施設建設工事の請負契約の締結について
問:公募型プロポーザルの内容は。
健康福祉課長:事前に数者より問い合わせがあり、それぞれ打ち合わせを行ったが、作業員の確保が困難なため辞退する等、最終的に1者の応募となった。提案内容を各委員が採点し、高得点でもあったため、採用を決定した。

▽阿武町薪ボイラー施設整備工事の請負契約の締結について
問:薪を燃やした後の灰について、危険性のないものであれば、もみ殻等と混ぜて肥料にするなど、再利用のための活用ができないのか。
まちづくり推進課長:年間約1トンの灰が出る予定で、産廃として考えていたが、肥料用として販売している自治体もあり、需要があれば県や保健所にも確認して再利用の検討もしていく。

▽令和7年度阿武町一般会計補正予算(第2回)
問:社会福祉費の、高圧引きみ線移転工事の詳細は。
健康福祉課長:診療所建設工事を行う際、現在の高圧線が支障となるため、移設を行う。

問:保育所運営費の工事の内容は。
健康福祉課長:診療所建設工事で、不用となったフェンスがあり、福賀分園と町営住宅の境界にあるフェンスが、裂けてボロボロの状態であった為、再利用して設置した。

問:災害復旧費にかかる復旧工事の場所や詳細は。
土木建築課長:
今年8月9日~12日の豪雨による災害で、宇久地区において田の畦畔が3か所崩壊したため、復旧を行う。
また下郷地区で、郷川左岸側の護岸の浸食の復旧を行うが、郷川は県の管理となり、県が護岸の復旧を行い、町は道路の舗装復旧を行う。

▽令和6年度阿武町各会計歳入歳出決算の認定について
問:ホームタウンデーバス使用料について、レノファの試合観戦に行く為のものと思うが、利用者があまりいないと聞いたが、利用状況とPR方法はどのようにしているのか。
まちづくり推進課長:今年は、学校行事と重なり、利用者が7名と少なかった。広報にチラシを入れ、各戸に配布、告知している。

問:町人会及び阿武町出身者企業訪問費の内容と活動実績はどうなのか。
まちづくり推進課長:都市部の町人会訪問時、約束のとれた企業等、昨年は10件を訪問、2件の事業者が町内に事業所を開設された。

問:窓口相談文字おこし表示システムの利用状況について。
健康福祉課長:
コロナ流行時に、民間業者が開発したもので、かなりの精度で、間違いなく文字おこしをしてくれる。
使った時間分使用料が発生するため、必要な方が窓口に来られた時に使用している。
担当者も意思の疎通がしっかり取れるため、非常に役立っている。

問:温水プール多目的ルーム空調更新工事について、プールは無くなるという話だが、この空調はどうなるのか、どこかで使うのか。
まちづくり推進課長:当初プール廃止の話がある中ではあるが、現利用者が、猛暑の中エアコンなしでの利用という訳にもいかないので設置した。もともとの埋め込み式ではなく、流用可能な吊り下げ式のエアコンにした。新施設の管理棟等、流用を考えているが、はっきりとは決まっていない。

問:ABUスイムラン大会補助金に関して、近年の出場者の動向や、暑い中、運営するスタッフの様子は。
教育委員会事務局長:
出場者はコロナを挟み減少傾向に感じるが、今年は101名が出場し、昨年に比べ増加した。
前日の準備や人員の配置など苦心する部分もある。
しかし、大会後のアンケートには、暑くて大変だという意見のほか、改善に関する提案など、前向きな意見もあり、出場者からは、大会が好きだから、また、バイクが無いので参加しやすい等の意見が多い。