子育て 少年育成センターだより

■「悩みのサイン」
子どもの言葉遣いが乱暴になった、家族に強くあたる頻度が増えた、この頃は機嫌が悪いことが多い…。このように感じることはありませんか?反抗期になったのかな、反抗期だから仕方ないかなと思っていても、度々そのような態度をとられると、こちらも腹が立つものです。態度や言葉遣いを何度も注意していると、親もイライラしてしまいます。子どもの言動に振り回されたり、親としてどのように子どもと向き合っていけばいいかと悩んだりすることも増えました。
しかし、大人になると忘れてしまいがちですが、誰もが成長の過程で同じような経験をしているものです。中学生の頃を思い返してみると、機嫌が悪い時は、何かしらの原因があって、時には大きなストレスを抱えていました。友人関係で悩んでいても、親に相談できないこともありました。
大切なのは、表面の言動の向こうに隠れている子どもの思いをくみ取ることだと気が付きました。それ以来、子どもが乱暴な発言をした時も機嫌が悪い時も、「今日は何かあったんだな」、「そんな時もあるよね」と受け流したり、黙って見守ったりできるようになりました。すると、叱ることが減って自分自身も楽になり、子どもの話を聞く余裕をもつことができるようにもなりました。
子どもの様子が変化したときには、様々な原因があるものです。悩んだり辛かったりしても、うまく伝えられないことがあります。子どもの機嫌が悪くても、むやみに注意せず、背景にあるものをよく把握してから対応したいものです。もし、自分だけで悩みが解決できない場合、しんどい時には、一人で悩まずに誰かに頼りましょう。周りに助けを求める勇気を出し、ピンチをチャンスに変えるきっかけづくりを試みてみませんか。

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