その他 町長コラム 岡野能之

■瀬戸内国際芸術祭2025が開幕しました
瀬戸内国際芸術祭2025春会期が4月18日に開幕しました。「海の復権」を掲げ、アートを通じて島々を巡り、瀬戸内海の島々の美しさやそこに暮らす人々との交流を通じて、地域の自然、文化、歴史などに触れる地域型芸術祭として、2010年の第1回以降、今回が6回目、過去最大の17エリアでの開催となります。
土庄町では従来作品に加え新作品として、豊島でジェナ・リーさんの「再び言葉に満ちた部屋」、塩田千春さんの「線の記憶」、リン・シュンロンさんの「国境を越えて・祈り」(夏会期以降)、土庄でソピアップ・ピッチさんの「山」(夏会期以降)、長澤伸穂さんの「うみのうつわ」、肥土山で豊福亮さんの「黄金の海に消えた船」の6作品が加わります。
土庄町が芸術祭に関わるのは、単に観光客に来てもらいたいからではなく、私たちとの交流人口、関係人口を増やしていきたいからです。ですから、小豆島、豊島を多くの方々が訪れてくれることをありがたく思い、温かくお迎えするとともに、一生懸命マナーの呼び掛けもしていきます。
公式ガイドブックには、芸術祭巡りの「あいうえお」の心得が記されています。
「あ」かるい挨拶、旅の始まり
「い」つも確認、天気と時間
「う」つくしい島・海、みんなで守る
「え」がお忘れず、助け合い
「お」もいでづくりはゆっくりと
芸術祭をきっかけに人々の交流が生まれ、地域の活力となり、笑顔あふれる土庄町に繋がっていくことを期待しています。