- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県新居浜市
- 広報紙名 : 市政だより「にいはま」 令和7年(2025年)9月号
■みんなで守ろう、大切な命
監修:近藤啓次医師(こんどう心療内科院長)
9月10日~16日は自殺予防週間です。市民アンケート(2023年)では、ストレスが多いと感じている人は、男性では24.0%、女性では27.9%に上り、年代別にみると、30~50歳代の年代で高い割合を示しています。
また、10~20歳代の若い世代では、SNSなどの普及により、うつ病や睡眠障害などのメンタルヘルスの問題が発生しており、「こころのしんどさ」「生きづらさ」を抱えていることも少なくありません。
●周囲の人が気付きやすいこころの病気のサイン
・急にやせた、太った
・遅刻や休みが増えた
・他人の視線を気にするようになった
・表情が暗くなった
・ミスや忘れものが多い
・ぼんやりしていることが多い
・一人になりたがる
・感情の変化が激しくなった
こころの病気は自分では気付きにくい場合もあります。
大切な人や身近な人の違和感に気付いたら…。
↓
勇気を出して「どうしたの?」「最近よく眠れてる?」「何か力になれることはない?」
とやさしく声をかけてみてください。
悩んでいる人に気付き、声をかけてあげられる人のことをゲートキーパーと言います。話をよく聞き、一緒に考えてくれるゲートキーパーがいることは、悩んでいる人の孤立を防ぎ、安心を与えます。
●悩んでいる人にとっては、どれか1つでも大きな支えになります
▽あなたにできるゲートキーパーの役割
変化に気付く:家族や仲間の変化に気付いて声をかける
じっくりと耳を傾ける:本人の気持ちを尊重し耳を傾ける
支援先につなげる:早めに専門家に相談するよう促す
温かく見守る:温かく寄り添いながらじっくり見守る
・相談に乗っていると、自分が疲れてしまう時があるかもしれません。
まずは自分の心を大切にしてください。
●~今、悩みを抱えている人へ~
悩みや不安があるとき、気軽に話せる場所があります。電話やチャットなどいろんな方法で相談できます。まずは少し話してみませんか?
※詳細は本紙をご覧ください。
問合せ:保健センター
【電話】35-1070