くらし 「SDGsって何? 私たちと未来をつなぐ17の目標」vol.3

第3回からはSDGsの17の目標について解説していきます。今回は「目標1…貧困をなくそう」と「目標2…飢餓をゼロに」をご紹介します。

◆目標1…貧困をなくそう
この目標は、「あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困を終わらせる」ことを目指しています。世界銀行の統計によると、2015年時点で極度の貧困(1日1.90ドル未満で生活する状況)にある人々は約7億3,600万人にものぼります。こうした状況を改善するため、各国には貧困層の生活を支える社会的保護制度の強化や、安定した収入源を提供するための雇用創造施策が求められています。

◆目標2…飢餓をゼロに
この目標は、「飢餓を終わらせ、食料安全保障と栄養状態の改善を達成し、持続可能な農業を促進する」ことを目指しています。現在、世界のおよそ8億人以上の人が十分な食事を取ることができず、飢餓や栄養不良に苦しむ一方で、食品廃棄物の増加や農業資源の劣化が課題となっています。

「子どもの貧困」という言葉を日本でもよく耳にするようになりました。上島町では保育料の無償化を実施しています。行政の取り組みになりますが、無償化によって子育てに対する家計の負担が軽減されるので、あらたな貧困を生み出しにくくなり、SDGsの目標達成に貢献できる有効策のひとつです。
また、昨年度に町で開催した「ゆめしま創生塾」の塾生からは、一人ひとりが取り組むことのできる次のような提案もいただいています。
・フードロスにならないよう期限間近のものを買う。
・必要なものだけ購入する。
・上島町で採れた農作物や手作り品を購入し、地産地消を心がける。

このような小さな一歩一歩でも、SDGs達成に向けた未来への大きな貢献につながります。ぜひ身近な行動から始めてみましょう!

次回は、「目標3…すべての人に健康と福祉を」「目標4…質の高い教育をみんなに」です。どうぞお楽しみに!

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