- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県伊方町
- 広報紙名 : 広報いかた 2025年8月号
伊方1号機(廃止措置)
伊方2号機(廃止措置)
伊方3号機(定格電気出力89万キロワット)
定格熱出力一定運転中
6月3日20時18分頃、伊方発電所において、最大4ガルの地震を感知しましたが、伊方発電所1、2、3号機に異常はありませんでした。
伊方発電所3号機は通常運転中のところ、6月14日16時2分、伊方発電所構内の3号機総合排水処理装置(管理区域外)に設置する火災感知器が作動し、中央制御室に火災を示す信号が発信したことから16時4分消防署へ連絡しました。
また、当直員が現場確認を行い、16時15分、炎や発煙等がないことを確認しました。
その後、火災発生を示す信号が発信したエリアの火災感知器(1個)を取り替え、火災発生を示す信号の再発信がないことから、火災感知器の誤作動と判断し、17時12分、通常状態に復旧しました。
また、16時36分、消防署が現場にて火災ではないことを確認しました。
伊方発電所3号機は通常運転中のところ、海水淡水化装置にて塩酸ガスの検知を示す信号が発信しました。
その後、現地を確認した結果、ポンプエリアで液漏れを確認し、6月21日7時4分、塩酸の漏えいを確認しました。
運転員により塩酸注入ポンプの出口弁等を閉止した後、保修員が調査した結果、塩酸注入系統の弁からの漏えいであることを確認しました。
漏えいした塩酸については、海水淡水化装置建屋内に留まっており、屋外への流出はありませんでした。漏えい量は約4リットルであり、ふき取り等を実施し、全て回収されました。
当該弁を確認したところ、弁蓋と弁箱を固定するボルト4本のうち2本が折れており、弁蓋と弁箱の間に隙間ができていたことを確認しました。
また、当該弁は弁箱にボルトを埋め込んだ構造となっているため、弁箱の取り替えを実施しました。
その後、通水確認を行い、漏えいがないことを確認したことから、6月24日15時19分、通常状態に復旧しました。
伊方発電所3号機は通常運転中のところ、6月27日0時50分伊方発電所3号機原子炉補助建屋(管理区域外)に設置する火災感知器が作動し、中央制御室に火災を示す信号が発信したことから、0時52分消防署へ連絡しました。
また、当直員が現場確認を行い、1時5分、炎や発煙等がないことを確認しました。
その後、火災発生を示す信号が発信したエリアの火災感知器(1個)を取り替え、火災発生を示す信号の再発信がないことから、火災感知器の誤作動と判断し、3時50分通常状態に復旧しました。
また、1時43分、消防署が現場にて火災ではないことを確認しました。
これらの事象によるプラント及び環境への放射能の影響はありません。