子育て 九町小学校統合合意調印式を行いました。

昭和36年の伊方町の児童生徒数(旧3町を合わせた数)は約8300人でした。ご承知のように、その後伊方町は人口が減少し、少子化が進んでおります。現在、小学生は194人、中学生は140人、合計334人になっております。九町小学校は全校で23名、来年度は14名になる予定です。伊方小学校も全校109名、来年度は100名を切る状況となります。
そのような中、今後のさらなる少子化を考慮し、学校の活性化や教育指導の充実など、将来を担う子どもたちにより良い教育環境を整備することは急務となっております。伊方町学校再編計画(第二次)は、九町小学校と伊方小学校の統合を計画しておりましたが、保護者や地域の皆様の深いご理解とご協力、関係の皆様のご尽力により、調印の運びとなりました。

7月11日金曜日に、伊方庁舎において九町小学校を伊方小学校に統合する合意書の調印式を行いました。
統合合意書には、太田伊方小・九町小学校再編合同準備委員会委員長、高門町長、福島町議会議長、中井教育長。立会人として高月伊方小学校PTA会長と上田九町小学校PTA副会長が調印しました。また、副町長、伊方町議会総務文教委員長、町教育委員会教育委員、九町小学校校長、伊方小学校校長、九町小学校PTA副会長にもご出席いただきました。
以下、合意書の概要です。
将来を担う子どもたちの望ましい教育環境を整備し、学校規模の適正化による教育効果を目的に、伊方町教育委員会及び伊方小・九町小学校再編合同準備委員会は、九町小学校と伊方小学校の統合について合同準備委員会を開催し、誠実に話合い、その要望・意見を集約して伊方町、伊方町議会、伊方町教育委員会、伊方小・九町小学校再編合同準備委員会で、次の条件により円滑統合することに合意した。

合意事項(詳細省略)
1 統合を行う学校 九町小学校を伊方小学校に統合する。
2 統合の時期 令和8年4月1日とする。
3 学校運営の充実(詳細略)
4 施設整備等(詳細略)
5 通学対策(詳細略)

(1)令和3年12月に伊方町学校再編検討委員会を設置し会を開く(計8回)。
(2)令和5年2月に伊方町学校再編検討委員会から検討事項報告を受ける。
(3)検討事項報告を受け、令和5年3月に伊方町教育委員会による再編計画案検討会を設置し会を開く(計4回)。
(4)令和5年5月に伊方町学校再編計画(第二次)案を決定する。
(5)関係小中学校、関係地域に伊方町学校再編計画(第二次)案の説明会を実施する。同時にパブリックコメントを募集する。
(6)説明会やパブリックコメントを受け、案を修正し、令和5年11月に伊方町学校再編計画(第二次)を伊方町教育委員会で承認する。
(7)令和5年12月に伊方町議会議員全員協議会に伊方町学校再編計画(第二次)を報告する。
(8)令和6年7月に、伊方町学校再編計画(第二次)の再編計画の対象である九町小学校と伊方小学校の保護者及び未就学児の保護者に、計画についての説明を行う。
(9)令和6年8月に、伊方町学校再編計画(第二次)の再編計画の対象である町見地域と伊方地域の区長・副区長を中心に、計画についての説明を行う。
(10)令和6年9月に、再編計画に基づき、九町小学校と伊方小学校の統合を前提とした伊方小・九町小学校再編合同委員会を設置することに、関係の保護者・地域の皆様の了承をいただく。
(11)その後、九町小学校・伊方小学校保護者代表、地区代表、学校関係者、教育委員会教育委員などを委員に、伊方小・九町小学校再編合同準備委員会を設置し、会合を開く(これまでに3回)。
(12)令和7年5月に、統合に対して九町小学校保護者及び未就学児保護者と町見地域の皆様の承認をいただく。

学校が無くなるということは、地域にとってとても大きなことであり、寂しさは計り知れません。その上に立った学校統合であります。来年4月1日に、子どもたちをはじめ誰もが気持ちのよいスタートを切れるよう、そして、子どもたちがより良い教育環境の下で、将来に向かって夢や志を育んでいけるよう、また、地域が夢や活気がもてるよう取り組んでまいります。
引き続き、皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。