- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県伊方町
- 広報紙名 : 広報いかた 2025年11月号
「故郷を思い出す踊り」
九町 きそん節保存会
きそん節は、伊方町の無形民俗文化財に指定されている九町地区の盆踊りです。歌い手のオンドトリ、合いの手を入れるオハヤシ、太鼓を打つタイコウチに合わせて、踊り手は両手に扇子を持ち、輪になって反時計回りに踊ります。
起源は天明時代(1781~1788)以降とも言われ、約240年の歴史ある盆踊りです。
きそん節保存会は、地域伝統の踊りを未来に残そうと昭和28年に結成されました。以来、半世紀以上に渡って活動し、現在は13人が所属。近年は歌い手不足のため音源を使って踊っている事から老若男女問わず、歌い手をやってみたい九町地区の方を募集しているそうです。
コロナ禍以降、地域の盆踊り大会が開催できず、踊りを披露する一番の場は九町小学校の運動会。今年度で九町小学校は閉校となることが決まっていて、最後の運動会では、地域住民・保存会・子ども達の約80人が思いを込めて、きそん節を踊りました。
保存会代表の岩見貴美子さんは、「きそん節を聞くと、九町に帰省した方や地域の方は懐かしいふるさとを思い起こします。運動会でのきそん節は、次の世代に踊りを引き継ぐ役割を担ってくれました。閉校は寂しいですね。」と話していました。
■八西CATV放送日
11月4日(火)18:30〜
放送を見逃した方必見!
伊方町公式YouTube「佐田岬チャンネル」で今までの「あの人この人」の動画が見れます!
