文化 「木造男神坐像・木造女神坐像」が伊方町指定文化財になりました!

このたび、令和7年7月22日付けで、「木造男神坐像・木造女神坐像」が新たに伊方町指定有形文化財(彫刻)として指定されました。
「木造男神坐像・木造女神坐像」は、伊方町九町にある「八幡神社」が所蔵する神像で、祭神とは別に本殿内部から確認されたものです。
本文化財は、「木造男神坐像」2躯、「木造女神坐像」1躯の計3躯で構成されています。いずれも製作年代は鎌倉時代です。
本町において、製作年代が鎌倉時代にまでさかのぼる彫刻は大変貴重です。
「虫損による損傷はあるものの、後補もなく制作当初の状態を保っていること」「本町の彫刻史・神社史を考える上で重要であること」が評価され、今回の指定に至りました。
近隣の八幡浜市保内町宮内にある「三島神社」所蔵の同時代の神像彫刻(県指定「神像五躯」・市指定「神像二躯」)との関連も指摘されています。