- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県松野町
- 広報紙名 : 広報まつの 令和7年12月号
◆松野中3年 平山 葵音
私は小学2年生のときに、中学生の海外研修報告を聞き、ステージでキラキラ輝く姿を見たときからこの研修に行きたいと思っていました。今まで外国に行ったことがなかったので、ホストファミリーの家に着いたばかりのときは、緊張と不安でうまく話せませんでした。しかし、ホストファミリーの方が温かく出迎えてくださったおかげで少し緊張が和らぎました。
翌日の初めての授業も少し緊張していましたが、みんなが話し掛けてくれたおかげで緊張も解け、楽しく授業を受けることができました。授業は内容が少し難しいときもありましたが、クラスメイトと協力しながら取り組みました。初めは話すスピードについていけないことがありましたが、日を重ねるごとに慣れていきました。
午後のアクティビティーはどれも全部楽しかったです。特に水族館に行ったことが心に残っています。いろいろな種類の魚がたくさんいました。また、らせん階段があり、どんどん上に上がっていく感じが日本と違っておもしろいと思いました。
バスと路面電車を使って毎日通学し、何度か降りる場所を間違えるなどして苦労しましたが、降りたいバス停でドアが閉まりそうになったとき、周りの方々が助けてくださったり、電車で出会ったおばあちゃんと話して抱き合ってお別れした感動の出会いがあったりもしました。
ホストファミリーの家では、初日はぎこちなかった会話がだんだん弾むようになってとても楽しかったです。毎日おいしい御飯を作ってくださり、毎回「これはどこどこの国の食べ物だよ。」と紹介してくださいました。たこやきや餃子など日本の料理も出してくださいました。ホストファミリーは、何回も日本を訪れたことがあるそうで、日本への愛をたくさん語ってくださいました。私たちが住んでいる松野町や鬼北町について紹介したり、同じ趣味について夜遅くまで話したりもしました。お別れする前夜に全員で写真を撮ったことは忘れられません。
実際にオーストラリアに行ったからこそ得られたものがたくさんありました。また、分からないことがあれば勇気を出して聞くことが大事だと学びました。本当に毎日が充実していて、この10日間があっという間に感じました。いつかもう一度オーストラリアに行き、ホストファミリーに会いたいと思います。
私は以前から父に、自分で解決策を考えたり、誰かに頼ったりすることが苦手だねと指摘されてましたが、今回の研修を通して少し成長できたように思います。また、人の温かさをとても感じた10日間でした。私も誰かが困っていたら、進んで話し掛けようと思います。オーストラリアには様々な国籍の方々がいらっしゃいます。私のホストファミリーもインドネシア出身の方で、いろいろな文化を知ることができました。英語を使い、お互いの文化を認め合うことで、より良いコミュニケーションに繋がることを知りました。これからも自分から進んでコミュニケーションを取っていきたいです。このような貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
