くらし 特集 第6期南海トラフ地震対策行動計画がスタート!(令和7年度~令和9年度)(2)

●津波からの早期避難
▽高知県で想定される津波の特徴
・海岸線への1mを超える津波の到達時間は、早いところで3分
・浸水深30cmで避難行動がとれなくなる
・浸水深1mでほとんどの人が死亡

▽津波からの早期避難意識率の推移

H22…21.2%→R4…68.1%→R5…77.3%→R6…69.7%

第6期計画期間 R7、R8、R9…100%

ゆうどうくん「100%になると死者数が大幅に減少するんだぞー!」

▽避難のポイント
津波避難場所(津波避難タワーなど)や津波避難ビルなど避難場所マークがあるところへ避難!
ヘルパちゃん「揺れがおさまったらすぐ避難!」

避難場所などの確認ができる「高知県防災アプリ」のダウンロードはこちら!
→【HP】%E9%AB%98%E7%9F%A5%E7%9C%8C%E9%98%B2%E7%81%BD%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA/id1496723498

(1)南海トラフ地震臨時情報
南海トラフの想定震源域などで異常な現象※を観測

※南海トラフの想定震源域またはその周辺でM6.8以上の地震が発生または南海トラフの想定震源域のプレート境界面で通常とは異なるゆっくりすべりが発生した可能性がある場合

[地震発生から5~30分後]
気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」を発表
「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」

[地震発生から最短2時間後〜]
→事前避難対象地域
次の大規模地震に備え、安全な場所に避難

・事前避難対象地域の確認はこちら!
→【HP】https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2020062900139/

〔事前避難対象地域以外〕
次の大規模地震発生後の避難では間に合わない可能性のある方などは自主避難

日頃からの地震への備えを再確認
[1週間~]日頃からの地震への備えを再確認(必要に応じて自主避難)
[2週間~]次の大規模地震に備えつつ、日常生活へ(大規模地震発生の可能性がなくなったわけではありません)

(2)南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)
[地震発生から最短2時間後~]
日頃からの地震への備えを再確認(必要に応じて自主避難)
・日頃からの備え
(例)つねに家族の所在場所を把握、非常用袋やヘルメットを玄関に寝る時は枕元にはきなれた靴を置いておく

[1週間〜]次の大規模地震に備えつつ、日常生活へ(大規模地震発生の可能性がなくなったわけではありません)

(3)南海トラフ地震臨時情報(調査終了)
[地震発生から最短2時間後~]
→次の大規模地震に備えつつ、日常生活へ(大規模地震発生の可能性がなくなったわけではありません)

南海トラフ地震の発生可能性が通常と比べて相対的に高まったと評価された場合に気象庁から「南海トラフ地震臨時情報」が発表されます。
臨時情報の活用により、市町村ごとに指定されている事前避難対象地域の住民が全員事前避難した場合、死者数が大幅に減少します。

トラフ博士「「巨大地震警戒」発表時に、市町村から避難指示などが発令される事前避難対象地域をあらかじめ確認しておくことが大切じゃぞ!」
「「注意」や「警戒」における取るべき行動を理解し、正しく恐れるのじゃ。」

高知県防災キャラクター(C)やなせたかし

問い合わせ:県庁南海トラフ地震対策課 企画調整
【電話】088-823-9798