くらし 地域おこし協力隊によるよそもん通信第68号

よそもん通信とは、固定概念なくまちの魅力に気付くことができる地域おこし協力隊を「よそもん」と置き換え、その活動内容を町民の方々に広く知ってもらうためのものです。

■1年半の振り返りとこれから ホソヤマ(中心市街地活性化)
昨年4月に協力隊に着任してから早くも1年半が経過しました。その間、業務時間内外でたくさんの方々と交流させていただき、おかげさまで大変密度の濃い時間を過ごすことができていると感じています。
また、おかみさん会の皆さんと一緒になって進めているNIYODO GREENについては、商店街の皆さんのご協力によって軒先にたくさんのプランターを置かせていただくことができ、植物たちはかなり成長してきました。それと同時に取り組みに対する反響も聞こえてくるようになり、小さな手ごたえを感じています。
次の展開として、育てたハーブを活用して何かできないか、ということで、9月27日(土)午後1時30分から、おちぞねにて、商店街で育てたハーブを活用したお茶会を開催します。ハーブをきっかけにゆるやかなコミュニティが生まれたらいいなと考えていますので、ご興味のある方はぜひ参加いただけるとうれしいです。詳細は広報裏表紙に記載しております。
商店街沿いの空き店舗調査については、おおむね調査が完了しました。調査の過程で空き家問題が、経済的な問題と感情的な問題が入り組み、一筋縄では解決できない難しさがあることを実感しました。この約1年半で、商店街沿いの建物の取り壊しが進みましたが、引き続き自分なりにできることがないかを模索していけたらと考えています。

■地域とともに、これからも ホソヤマ(ふるさと納税)
地域おこし協力隊・ふるさと納税ミッションの細山です。
越知町での暮らしも1年4カ月がたちました。季節の移ろいを感じながら、地域の皆さんと関わり合い、さまざまな活動を通じて貴重な経験を積むことができています。
今年は、越知町の友好交流町である北海道滝上町へ研修に行き、地域連携の在り方やまちづくりの取り組みについて学ぶことができました。また、町を包む丘一面がまるでピンクのじゅうたんを敷き詰めたかのように染まりあがる芝桜は圧巻の光景でした。
地域での活動では、文殊祭りに向けた提灯の取り付け準備などを、協力隊メンバーと地域住民の方々で協力して行いました。地域に根付く文化や歴史を肌で感じることができ、行事を通じて町内外の人々が交流する大切な場であることを実感しました。
また、日ノ浦のあじさい剪定(せんてい)作業にも参加しました。美しい景観を守るこの活動は、単なる作業ではなく、地域の方々と協力して汗を流し、自然と人とのつながりを感じる貴重な時間です。あじさいの花が咲く頃、多くの方に楽しんでいただけるよう、環境整備にこれからも関わっていきたいと思います。
ふるさと納税に関する業務として、越知町の特産品を広く知っていただくための情報発信をしています。そして、昨年に引き続き、大学生への食糧支援や、スイートコーンの収穫体験の受け入れを行っています。町の豊かな自然や生産者の想いを丁寧に伝えていくことが、ふるさと納税の活性化につながると感じています。
日々の活動の中で、多くのことを学ばせていただいています。少しずつではありますが、町に根ざした活動を行っていきたいと思います。今後も越知町の魅力を町内外へ発信しながら、取り組んでいきますので引き続きよろしくお願いします。