子育て 特集 北九州市型外国語教育(2)

◆北九州市型外国語教育とは
小学1年生から中学3年生の9年間を通して、コミュニケーション能力、異文化理解の精神を身に付けるとともに、自ら考えて行動する主体性・積極性などを育む、北九州市と世界の架け橋となる人材の育成を目指す北九州市独自のカリキュラムです。

・Point1 低学年から英語を楽しむ!
・Point2 「自分の考え」を英語で発信!
・Point3 小中一貫した外国語教育

北九州市オリジナルのテキストを作ったり、教室・廊下などに教員が作成した掲示物を張ったりすることで、英語を身近に感じられるように工夫しています

◆START

◆〔北九州市独自の取り組み〕小学校1・2年 外国語 体験活動
◇各段階において目指すすがた
コミュニケーションの下地作り 英語に触れ、絵本や歌を自分から楽しもうとする子ども

◇言語活動の充実のために
英語大好きタイム 歌を聴いて口ずさむ、英語の絵本を楽しむなど

◆小学校3・4年 外国語活動
◇各段階において目指すすがた
コミュニケーションの素地作り 英語を聞いたり話したりすることに積極的に取り組む子ども

◇言語活動の充実のために
ファンタイム ごっこ遊びなど学んだ英語を使って楽しむ

◆小学校5・6年 外国語科
◇各段階において目指すすがた
コミュニケーションの基礎作り 簡単な英語で自分の考えや気持ちを伝え合うことができる子ども

◇言語活動の充実のために
パフォーマンスタイム 複数単元の言語活動を通して学んだ英語を使って、自分の考えや気持ちを表現する
英語でのコミュニケーションのイラスト

◆中学校1・2年 外国語科
◇各段階において目指すすがた
コミュニケーションの基礎固め 英語で話したり書いたりして、自分の考えや気持ちを発信できる子ども

◇言語活動の充実のために
パフォーマンステスト
・単元ごとにコミュニケーションを行う
・目的・場面・状況を適切に設定したアウトプットのための活動を行う
・単元の言語活動を通して獲得した知識・技能などを活用し、自分の考えや気持ちを表現する

◆中学校3年 外国語科
◇各段階において目指すすがた
コミュニケーションの基礎完成

◇言語活動の充実のために
パフォーマンステスト
・単元ごとにコミュニケーションを行う
・目的・場面・状況を適切に設定したアウトプットのための活動を行う
・単元の言語活動を通して獲得した知識・技能などを活用し、自分の考えや気持ちを表現する

◆GOAL
北九州市に誇りをもち、自分の考えや気持ちを積極的に伝え、学び続ける子ども

◆小学校と中学校をつなぐために
・小学校と中学校の接続を円滑にするための発展的活動プランの実施
(小中オンライン交流授業、小中合同授業、小中連携行事 など)
・同じ中学校区の児童生徒や異学年の児童が交流したり、小学校同士で連携したりすることで言語活動を充実

◆小・中学校 9年間英語を学んで
先行実施校で外国語教育リーディングスクールの、ひびきの小学校と洞北中学校(若松区)で9年間英語を学んだ中学3年生にインタビューしました。

◇3年 米岡杏珠さん
・英語を学んで
小学生の頃には単語の発音くらいしか分からなかったけれど、その学習があったからこそ、中学校に入った時に単語の意味がすぐに理解できるようになりました。また、中学校では文法もしっかり学んだので、文法を生かしていろんな人と会話することができるようになりました。

・将来の夢
私は将来、小学校の先生になりたいと思っているので、これまで自分が習ってきた英語を思い出しながら、「どうやったら分かりやすく教えられるか」を考えて、教科書だけじゃなく身の回りのものも活用しながら子どもたちにも教えていきたいなと思っています。

◇3年 堂元羚さん
・英語を学んで
洋楽が好きで、中学1年生の頃はリズムや音を楽しんで聴いていたんですが、3年生になった今は、英語の歌詞の意味も含めて、曲全体を楽しめるようになりました。お兄ちゃんと一緒に映画を見る時も、英語のまま見て、迫力を楽しんでいます。

・将来の夢
野球をやっているので、高校・大学でも野球を続けて、英語もしっかり話せるようになって、将来はメジャーリーグで通訳なしでプレーするのが夢です。友達の中にも、海外で働きたいと言って、英語で面接の練習をしている人もいます。グローバルな世界で通用する大人になりたいです。

FOREIGN LANGUAGE EDUCATION KITAKYUSHU STYLE
※特集の児童・生徒の学年や所属校は、取材時(令和6年度)のものです。

この特集に関するお問い合わせ:教育委員会学校教育課
【電話】093-582-2368