くらし 【特集】多文化共生〜共に安心して暮らせるまちへ〜(2)

◆北九州市で「頑張る人」を紹介します
◇[外国人代表]介護福祉士 テッ テッ ウィンさん(ミャンマー出身)
ミャンマーにいる時から祖父母の世話をしていたので、日本での仕事も介護を選びました。今は日本に来て6年目です。最初は介護の学校に行きながら働き、日本語も勉強しました。介護福祉士の資格を取ってからは正社員になり、入浴や排せつ介助などの業務を担当しています。
日本語は難しいですね。言いたいことをうまく伝えられない時もあります。時々施設の利用者さんから教えてもらうこともあって、皆さんとても優しいです。
休みの日はボランティアで同業の実習生たちに日本語を教えたり、ホットヨガや得意の料理でリフレッシュしたりしています。

・先輩から見たウィンさんは?
仕事に真面目に取り組んでいて、みんなから信頼されています。言葉が分からないときはすぐに確認をしてくれるので、こちらも状況がよく見えます。紺谷さんとウィンさんの画像今では新しい外国人スタッフに通訳してくれたりと、スタッフ間のつなぎ役にもなってくれているんですよ。
看護課長 紺谷和代さん

取材協力:介護老人保健施設 伸寿苑

◇[支援者代表]北九州ベトナム人協会 事務長 松下真和さん
JICAの海外協力隊(薬剤師隊員)での経験を生かして、長年ベトナムの子どもたちの教育支援を行ってきました。5年前のベトナム中部洪水の際、日本在住のベトナム人を支援するコミュニティをつくろうという動きがあり、それに賛同して「北九州ベトナム人協会」の設立に携わりました。
現在スタッフは12名(ベトナム人9名、日本人3名)。ほとんどが社会人で普段はそれぞれ仕事をしています。協会では、ベトナム人同士の交流だけでなく、市民の皆さんにベトナムの文化・価値観を肌で感じてもらうためのイベントや情報発信も行っています。
ベトナム人に限らず、多くの外国人市民の皆さんは、日本が好きで日本を選び、一生懸命働いて、私たちを陰で支えてくれています。今後も両国間の架け橋として、お互いが住みやすいまちづくりに貢献したいです。

◆外国人市民の皆さんに向けた北九州市の取り組み
◇生活オリエンテーション
北九州市での生活に早く慣れ、充実した毎日を過ごしてもらうため、ごみの出し方や災害への備え、税金、相談窓口など、さまざまな情報提供やアドバイスを行っています。

問い合わせ:北九州国際交流協会
【電話】093-643-5931

◇ごみの分別大事典・チラシ
英語版や中国語版、ベトナム語版などで発行しています。
ダウンロードはコチラから
※詳しくは本紙をご覧ください。

問い合わせ:環境局業務課
【電話】093-582-2180

◇災害時の支援
外国人市民が災害時に適切に行動できるよう、コールセンターの運営や防災ハンドブックの作成を行っています。
[22言語に対応]
災害対応多言語コールセンター
フリーダイヤル【電話】0120-803-864
災害時(避難所開設〜閉鎖まで)の24時間対応
※詳しくは本紙をご覧ください。

◇北九州国際交流協会をご利用ください
言語・文化・習慣など、外国人市民の皆さんがさまざまな壁を乗り越えるためのサポートを行います。
八幡西区黒崎3丁目15-3コムシティ3階
【電話】093-643-5931
開所時間:9〜17時30分
休所日:日曜日、祝・休日、年末年始
※詳しくは本紙をご覧ください。

◇相談窓口(ワンストップインフォメーションセンター)
一人一人の悩みや不安に寄り添います

・黒崎
北九州国際交流協会内
【電話】080-6445-2606
開所時間:9時30分〜16時
休所日:土・日曜日、祝・休日、年末年始

・小倉
小倉北区役所2階
【電話】080-5278-8404
開所時間:9時30分〜12時、13〜16時
休所日:土・日曜日、祝・休日、年末年始

◇日本語教室
入門期のオンライン日本語教室を実施しています。

・受講生募集中!
日本語ボランティア入門講座
外国人住民の日本語学習をサポートするための基礎知識を学びます。期間は11〜12月。日程や申し込み方法など詳細は同協会【電話】093-643-5931へ問い合わせを。

この特集に関するお問い合わせ:政策局国際政策課
【電話】093-582-2146