- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県田川市
- 広報紙名 : 広報たがわ 令和7年2月1日号
令和7年2月1日発行
田川市教育委員会
■教育長コラム
田川市教育委員会 教育長 小林 清(こばやし きよし)
◇アップデート
最近では教育委員会の関係機関から年賀状終いのお知らせが届くようになりました。少し寂しい気もしますが、ネット等で頻繁に連絡ができる現在なので、自分の感覚を「アップデート」しなければと思いました。
このことをきっかけにアップデートについて調べてみると、次のように書いていたので、アップデートは、その時々の課題に対応するために必要なものだと感じました。
アップデートとは、PCやスマホのOSやアプリなどを最新の状態へ更新する作業のことです。主に、スマホのOSやアプリで発見された不具合の修正や、機能の追加、セキュリティなどの強化などを目的として行います。アップデートの内容は時々で変わりますが、なかには重要な不具合を修正するアップデートもあるので、定期的に行うことが重要です。
学校でも、「子どもたちが一斉に前を向いて先生の説明を聞き、板書をノートする」ことからアップデートを図っています。理由は、子どもたちが活躍する未来に必要なスキルが今までと変わってきているからです。子どもたちには、これからの時代を生き抜くためのスキル(問題を発見する能力、的確な予測、革新《モノ、サービス、方法を作り出す能力》)が必要です。そこで、学校では、一人ひとり違う認知特性や学習到達度等をもとに、学び方を選ぶ学び(学びの自立化・個別最適化)をめざした取組を行っています。教育委員会では「主体的な学びに向かう授業づくり研修会」を年に5回開催し、各教室で授業のアップデートにつながるよう支援しています。
◇人権週間をきっかけに
12月10日は、国連が定めた「人権デー」。我が国では、この日を最終日とする1週間を「人権週間」と定め、全国的に人権啓発活動を展開しています。田川市では、12月3日(月)に街頭啓発を行いました。また、7日(土)に人権週間講演会、8日(日)に人権フェスタinたがわを田川青少年文化ホールにおいて開催し、多くのみなさんに来場いただきました。いじめや虐待、性被害等の子どもの人権問題、インターネット上の人権侵害、障がいのある人や外国人、性的マイノリティ等に対する不当な差別や偏見、部落差別(同和問題)、ハンセン病問題といった多様な人権問題を解決するには、一人ひとりが、互いの人権を尊重し合うことが不可欠です。人権週間をきっかけとして人権について考え、心豊かで温かいまち田川の実現に近づければと思います。
◇頑張っています!田川っ子
(1)11月9日(土)に開催された第7回福岡県中学生英語スピーチコンテスト筑豊大会で田川西中学校3年生の上田 流嘉さんが最優秀賞を、田川東中学校3年生の鳥丸 優雅さんが優秀賞を受賞しました。筑豊大会で田川市生徒が最優秀賞を受賞したのは4回目。筑豊地区で英語スピーチといえば田川市!です。その後、田川西中学校3年生の上田 流嘉さんは、12月7日(土)に開催された同県大会でも優秀賞を受賞しました。
(2)令和6年度福岡県小・中学生科学研究作品展で鎮西小学校3年生の末吉 慶尚さんが小学校低学年の部で最優秀賞を受賞し、夏休みの自由研究(科学研究)で高い評価を受けました。