- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県田川市
- 広報紙名 : 広報たがわ 令和7年3月1日号
~誰もが誰かのゲートキーパー~
家族や友人・同僚など、身近にいる大切な人が「いつもと違う」と感じたことはありませんか。「食事の量が減った」「いつもより疲れた顔をしている」「ため息が目立つ」「口数が減った」など症状はさまざま。多くの場合、何らかのストレスに関連して発症しますが、どんな状況がストレスに感じるかは人によって異なります。誰にも気付かれないまま、孤独に大きな悩みを抱えてしまうと、次第に精神的に追い詰められ、最悪の場合は自ら命を絶ってしまいます。大切な人の「いつもと違う」様子に気付いたら、勇気を出して声をかけることが、命を守る大切な一歩です。
気付き、声を掛け、話を聴き、必要な支援先につなげ、見守る人のことを「ゲートキーパー」と言います。誰でもゲートキーパーになることができ、特別な資格は必要ありません。下記に示す4つの役割のうち、どれか1つができるだけでも、悩んでいる人にとっては大きな支えとなります。
■ゲートキーパーの役割
◇気付き・声掛け
身近な人の変化に気付いて声を掛ける
[例]「どうしたの?」「眠れている?」「何か悩んでいる?よかったら話を聞かせて」
◇傾聴する
本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
[例]「話してくれてありがとう」「つらかったね」
◇支援先につなぐ
悩みなどに応じて早めに相談するよう促す
[例]「こんな相談窓口があるよ」「一緒に相談に行こうよ」
◇見守る
温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
[例]「そばにいるよ」「いつも見守っているよ」
◆こころの健康づくり講座
心の健康づくりや、人の悩みを聴くスキルを学ぶ講座を開催します。誰もが心の不調を経験する時代。大切な人が「いつもと違う」と気付いたとき、どのように声をかけ、話を聴き、寄り添ったらよいのか、一緒に学びましょう。
とき:3月17日(月)14時~15時30分(13時30分受付開始)
ところ:市保健センター
定員:50人程度(先着順)
講師:熊本勝治さん(見立病院副院長兼統括管理部長/ 精神看護専門看護師)
「こころのサポーターとしての役割」~日頃からの関わりで大切な言葉~
申込み・問合せ:市保健センター
【電話】44-8270
※来所・電話またはWebで申し込みください。
◆身近な相談窓口
・田川市保健センター
【電話】44-8270
※月曜日~金曜日8時30分~17時、土日祝日・年末年始を除く
・田川保健福祉事務所健康増進課
【電話】42-9307
※月曜日~金曜日8時30分~17時、土日祝日・年末年始を除く
・ふくおか自殺予防ホットライン
【電話】092-592-0783)
※24時間年中無休
【電話】0120-020-767
※月曜日~金曜日16時~翌9時、土日祝日24時間
・福岡いのちの電話
【電話】092-741-4343
※24時間年中無休
・北九州いのちの電話
【電話】093-653-4343
※24時間年中無休