健康 田川市立病院 NEWS LETTER VOL.51 秋号(2)

■「歩く」「動く」のサポーター
◇リハビリテーション技術科
当院のリハビリテーション技術科は、現在、理学療法士6人、作業療法士5人、言語聴覚士1人が在籍しています。
理学療法では主に基本動作(寝返る、起き上がる、立つ、歩くなど)の能力回復や改善を目指し訓練内容を考案し、実施しています。
作業療法では、患者さんの日常に関わる全ての諸動作(着替え、食事、トイレなどの日常生活行為、余暇活動、就労活動など)を行う能力の維持や改善を分析評価し訓練を実施しています。
言語聴覚療法では、言語障害、嚥下障害(飲み込みの障害)などに対して、言語訓練、嚥下訓練を実施しています。
各療法それぞれの専門的視点で患者さんに接し、一人ひとりに応じたオーダーメイド的なリハビリテーションを実施しています。

◇チームで目指す日常への復帰
田川地域は高齢化率が高く、転倒による骨折や加齢に伴う関節の変形などの運動器疾患が多く見られます。そのため、整形外科からリハビリテーション技術科へ紹介される患者さんは、このような運動器疾患を患われている人が大半を占めています。
リハビリテーション技術科では人工関節置換術(関節の変形などにより損なわれた運動機能を回復する治療)を行う患者さんに対し、手術前から動作の確認や生活状況の評価をします。そして、手術後翌日には離床を促し、座位、起立、歩行などの基本動作訓練を実施し、日常生活に関わる諸動作(トイレ動作、着替えなど)の回復につなげることで、日常生活への早期の復帰を目指しています。
患者さんに提供するリハビリには、リハビリスタッフだけでなく、医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなど多職種が関わっています。チームで情報交換や月例カンファレンスを行い患者さんの状況を共有するほか、回診の際には患者さんも交え、今後の目標を設定し、課題点があれば迅速な対応を行っています。
リハビリテーション技術科ではこのように、多職種連携のチーム医療で患者さんの回復をきめ細かくサポートしています。