健康 ヘルスケア・トピックス☆腎臓を守ろう

■知っていますか?慢性腎臓病(CKD)【シリーズ(2)】
今回は生活習慣病とCKDの関係についてお伝えします。
※Chronic(慢性的な)Kidney Disease(腎臓病)の略。

◆POINT 生活習慣病との関係
CKDには、加齢による腎臓の働きの低下や腎炎が原因のこともありますが、肥満や高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病がともなう場合が多いです。高血糖や高血圧の状態が続くと、全身の血管が傷つき、厚く硬くなり、血液が流れにくくなります(動脈硬化)。初めは元気な部分が代わりに仕事をしてカバーしますが、いずれは腎臓の働きが低下しCKDにつながります。

【生活習慣病】
肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症、高尿酸血症

全身の血管内皮細胞※が傷つく
※血管の内側をすきまなく覆っている細胞

【合併症】
脳・心臓・腎臓等の臓器障害

◆Check! 健康相談を実施中(電話・面談)
※無料
健康推進課 保健指導係
【電話】23-1352

CKDは症状がないうちから、生活習慣の見直しや治療を続けることによって進行を遅らせ、合併症を予防することが大切です。定期的な健康診断を受け、からだの状態を確認しましょう。腎臓が悪くなる原因として、生活習慣病以外にも腎臓の病気や泌尿器系の病気が隠れていることもあります。詳しい検査が必要な場合は、必ずかかりつけ医に相談し、必要時は腎臓専門医を受診しましょう。
市では無料の健康相談も行っています。「健診結果の見方がわからない。」「健診は受けたけど、どんなことに気を付けたらいいだろうか?」などありましたら、みなさんと一緒に方法を考えたいと思います。ぜひご利用ください。

▽生活習慣病予防教室(腎臓病予防)を行いました
1月23日(木)に公立八女総合病院腎臓内科大原敦子先生(腎臓専門医※)をお招きしてCKD予防・治療についてご講演いただきました。CKDについて、詳しい内容をとてもわかりやすくお話いただき、参加者のみなさんにとって充実した教室となりました。
※検査で詳しく腎機能低下の原因を調べたり、CKD治療(栄養指導・運動療法等)を行う腎臓専門の先生です。

次回は腎臓を守るための生活のポイントを紹介します。

問い合わせ:健康推進課保健指導係
【電話】23-1352