- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県筑後市
- 広報紙名 : 広報ちくご 令和7年5月号
予算総額は前年度比30億4,000万円(13.5%)の増
■予算の概要(歳入)
市税は前年度比7.5%増、過去最高額となる70億8,217万円を予算化しました。市税など、市が自ら徴収できる財源(自主財源)は、全体の40.0%で102億4,603万円となっています。
一方、地方交付税や国庫支出金など、国や地方から交付される財源(依存財源)は、全体の60.0%で153億4,397万円となっています。
■公営企業会計予算
■特別会計予算
■予算の概要(歳出)
歳出を目的別に見てみると、障害者支援や子育て支援などに要する民生費が最も高く、全体の42.5%を占めています。次いで、羽犬塚中学校の改修などの教育費が13.0%を占めています。
性質別に見た場合、社会保障経費である扶助費が29.9%、普通建設事業費が15.5%と歳出予算の大きな割合を占めています。
※下グラフ中の「その他」は、労働費、災害復旧費、予備費を合算。
■主な事業
令和7年度一般会計予算は、主に羽犬塚中学校の改修や都市構造再編集中支援事業などの大型事業の実施に加え、人件費や物価の高騰などにより255億9,000万円となりました。本年度は、「人口減少・少子高齢化への対応」、「防災・減災対策の強化」、「地域共生社会づくり」、「デジタル化・脱炭素社会の実現」の重点分野のほか、「庁舎整備推進事業」などに取り組みます。
▽防災・減災対策の強化(13億2,714万円)
水災害に対応した市街地整備や計画的な土地利用を進めます。また、水路や河川の整備、防災情報の一元化による警戒・対策機能の充実などにより、浸水被害対策と地域防災力の向上を図ります。
取り組み:
・都市構造再編集中支援事業(JR羽犬塚駅周辺地区)…8億7,536万円
・水路等整備事業…1億3,220万円
・水路等保全事業…5,755万円
・クリーク・河川緊急浚渫(しゅんせつ)推進事業…5,100万円 など
▽人口減少・少子高齢化への対応(23億6,350万円)
妊婦のための支援給付をはじめとし、妊娠・出産・育児の各段階での支援の拡充を図ります。また、介護予防の推進や教育環境の充実により、子どもから高齢者まで安心して生活できる環境を整えます。
取り組み:
・子ども医療事業…2億6,244万円
・妊婦のための支援給付事業…3,928万円
・生きがいづくりと介護予防の推進…7,983万円
・羽犬塚中学校改修事業…8億3,952万円 など
▽庁舎整備推進事業(1億5,488万円)
老朽化や利便性の悪さなどの課題を踏まえ、「筑後市庁舎建設基本計画」に基づいて、新庁舎の整備内容をまとめる基本設計を行います。また、新庁舎の建物下の地盤状況などを調べるための地質調査を行います。
取り組み:
・筑後市庁舎建設基本設計業務委託料…7,379万円
・筑後市庁舎建設地質調査業務委託料…5,480万円
・庁舎建設事業発注者支援業務委託料…2,629万円
問合せ:財政課
【電話】53-4486