- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県筑後市
- 広報紙名 : 広報ちくご 令和7年6月号
血圧とは、血管の中を血液が流れる際に、血管の壁にかかる圧力のことです。血管に高い圧力がかかり続けると、血管が耐えきれなくなり、詰まったり破れたりする恐れがあります。特に、脳・心臓・腎臓の細い血管で起こりやすくなっています。
血圧は、収縮期(上の血圧)と拡張期(下の血圧)の数値を測ります。家庭で測定した場合の高血圧の診断基準は、収縮期135以上、拡張期85以上です。
◆塩分を取りすぎていませんか?
血圧は塩分と密接な関係があります。塩分を取りすぎると、体内のナトリウムと水分の量を調整するため血液量が増え、血管の壁にかかる圧力が増して高血圧につながります。
福岡県民一人当たりの食塩摂取量は、県の目標値より高く、塩分を取りすぎている人が多いことが分かります(右図参照)。20歳以上の約2人に1人が高血圧の有病者といわれていますが、高血圧は自覚症状がない場合も多く、摂取量を意識することが大切です。
[福岡県民一日当たりの食塩摂取量]
男性:全国ワースト4位
女性:全国ワースト8位
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆高血圧対策を今日から始めよう
○日頃から血圧を測定し、自分の血圧を知ろう
○栄養成分表示の塩分量を確認し、薄味を心がけよう
○階段を使ったり、こまめに動いたりして、10分長く歩こう
○睡眠をしっかり取ろう
◆年に1回検診を受けよう
6月から10月まで住民検診を行っています。自分の体の状態を確認し、生活習慣を見直す良い機会です。正しい生活習慣を身に付け、健康寿命を延ばして楽しい生活を送りましょう。※広報ちくご5月号と一緒に配布したチラシでも確認することができます。
▼検診を受けた人に聞いてみました
・高血圧や腎臓機能低下を指摘され、毎年受けています。(70代男性)
・自分の健康が家族の元気につながると思っています。(40代女性)
・家族が検診で、がんの早期発見ができたので、私も受けています。(50代女性)
問合せ:健康づくり課
【電話】53-4231