くらし わがまちをつくるひと vol.11

■大川市消防団 団長 吉川(よしかわ) 昌徳(まさのり)さん
1972年生まれ(52歳)大川市出身、大野島校区在住
吉川自動車 代表
大川市消防団の団長として団員253名をまとめ、地域の安心安全の確保に努めている。
平成12年4月 大川市消防団第6分団 入団
平成26年4月~ 大川市消防団第6分団 分団長
平成28年4月~ 大川市消防団 副団長
令和2年4月~(現在) 大川市消防団 団長
令和7年3月 消防功労者消防庁長官表彰 受章

◇自分の地域は自ら守る〜みんなが安心して暮らせるまちへ〜
《Q》吉川さんが消防団に入団された経緯を教えてください。
《吉川》私が27歳の時に地元の先輩から誘われたのがきっかけです。
誘われた当時は自分の会社を始めたばかりで、子どももまだ小さかったので忙しかったのですが、誰かがしないといけないなら自分がやろうと思い入団しました。昔は訓練や会合で家を空けることも多かったので、妻の方が大変だったと思います。(笑)

《Q》普段はどのような活動をされていますか?
《吉川》普段は各分団ごとに訓練を行っており、大川消防署や市役所と連携を取り、いつ起こるか分からない災害に備えています。
火災が起きた時には、団員に一斉メールが流れるようになっていますので、その時駆け付けられる団員で消火活動にあたります。
団員には仕事や家庭もある中、地域の安全のために頑張ってもらっています。
また、団員のご家族の方にも活動にご理解をいただき感謝しています。

《Q》消防団に入団してよかったことはありますか?
《吉川》地域の役に立てているなと感じるときが1番嬉しいですね。
あとは、たくさんの人と知り合えるので交友関係も広がりました。
ある若い団員のお母さんから、「息子が消防団に入ってから楽しそうに生き生きしている。もっと早くから入れれば良かった」と言われたこともあります。
消防団は大変、キツイという印象の方も多いと思いますが、そんなことばかりではありません。普段はできないような経験もできますし、なにより自分自身が成長できます。
私も入団してよかったと心から思います。

《Q》消防団にどんな人に入団してほしいですか?
《吉川》「地域の役に立ちたい!」、「自分で大川を守りたい!」という方にはぜひ入団してほしいです。18歳以上で大川市に居住もしくは勤務している方であればどなたでも入団できます。
消防団は消火活動だけが仕事ではないので、体力に自信がないという方でもその方に合った役割があります。
少しでも興味がある方は、市役所やお近くの消防団員にお問い合わせください!

《Q》吉川さんのこれからの目標を教えてください。
《吉川》これからも大川市消防団として地域の安全を守っていきたいと思います。そのために日々の訓練や消防署との連携をしっかりと行っていきます。
また、団員が年々減ってきているので、団員数の確保にも尽力していきます。

《Q》最後に今後の大川市にどのようなことを期待しますか?
《吉川》火災などの災害はいつ起こるか分かりません。いざという時には大川市消防団が一丸となって対応しますので、みなさんが安心して暮らせるまちになってほしいと思います。

地域の安全のためにご尽力されている吉川さん。
今後益々のご活躍を祈念申し上げます。
ありがとうございました