- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県行橋市
- 広報紙名 : 広報ゆくはし 令和7年11月号
■11/9〜15は「秋の火災予防運動」週間
今年度の全国統一防火標語は「急ぐ日も 足止め火を止め 準備よし」
慌ただしい朝や帰宅後のひととき――。「これくらい大丈夫」と思った油断が、火災の原因になることがあります。火を使うときは、ほんの一瞬でも気を抜かず、離れるときは必ず火を止める習慣を。忙しい日々の中でも、落ち着いて行動することが“安心”につながります。
◇全国の火事
令和6年の全国での出火件数は37,036件。平均すると1日あたり約101件、約14分に1件の火災が発生したことになります。火災により亡くなられた方は合計で1,436人にのぼります。火災は建物や林野、車両など様々な場所で発生していますが、その中でも建物での火災による死亡者が最も多く、死者は1,193人となっています。さらにそのうち住宅での火災による死者(放火自殺者等を除く)は970人で、建物火災の死者の約9割を占めています。
◇死亡が多いのは高齢者
住宅火災による死者(放火自殺者等を除く)は970人で、のうち65歳以上の高齢者は730人(全体の75.3%)を占めています。死亡原因の内訳を見ると、「逃げ遅れ」が439人と最も多く、次いで「着衣着火」37人、「出火後の再進入」16人、「その他」478人となっており、高齢者を中心に住宅内での避難の遅れが大きな要因となっています。
◇行橋市での火災
市内では令和6年中に31件の火災が発生し、2名の方が亡くなられました。建物火災が前年より大きく増加しており、過去10年で最も多い件数となっています。住宅火災の多くは、日常の不注意から起きています。
◇毎日の心がけで守る
命日常の中に潜む火災の原因を、もう一度見直してみましょう。行橋市では「住宅防火いのちを守る4つの習慣」として、次のことを呼びかけています。(1)寝たばこは絶対にしない・させない。(2)ストーブの周囲に燃えやすい物を置かない。(3)こんろ使用中はその場を離れない。(4)コンセントのほこりを掃除し、使わないプラグは抜く。日々の小さな心がけが、大切な命や財産を守ることにつながります。火の取り扱いを習慣として意識し、安全な暮らしを続けましょう。
◆住宅用火災警報器設置・交換していますか?
今一度確認を
住宅用火災警報器は火災による逃げ遅れから大切な命を守るための有効な機器です。まだ、設置していない家庭や設置から10年経過する家庭は早急な設置や交換をお願いします。
◆小・中学生防火ポスター 優秀作品発表
【ID】0011776
秋の火災予防運動の一環として、毎年市内の小学5・6年生と中学生を対象に防火ポスターを募集しています。特に優秀な作品について、市長賞(各学年1点)を決定しました。
※詳細は本紙をご覧ください。
市長賞のほか、防災協会長賞、入選、佳作など入賞35作品が11/9〜15までリブリオ行橋に展示されます。また、市公式HPでも公開しています。
問合せ:消防本部予防課
【電話】25-2325
【ID】0023776
