- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県大野城市
- 広報紙名 : 広報「大野城」 令和7年4月15日号
一般会計の予算額は、507億7000万円(前年度比12.2%、55億3000万円の増)で、過去最大となりました。
※( )は令和6年度当初予算
歳入では、令和6年度分の定額減税の終了や給与収入の増加などによる個人市民税の増加や地価の上昇などによる固定資産税の増加などにより、市税は前年度と比べて約14億5000万円の増となっています。
歳出では、民生費が子ども医療費(中学生の通院を無料に拡大)や児童手当費、障がい者(児)対策費などの増加により、前年度と比べて約18億3000万円の増、総務費が庁舎維持管理費やふるさと納税推進事業費などの増加により、前年度と比べて約16億8000万円の増、土木費が連続立体交差事業費などの増加により、前年度と比べて約11億1000万円の増となっています。
■予算総括(全会計)
全7会計の総額は、749億4515万6000円(前年度比8.3%、57億6563万3000円の増)となりました。
(単位:千円、%)
※筑紫地区介護認定審査会事業特別会計は、筑紫地区5市で2年ごとの輪番制となっており、令和5年度から令和6年度までの2年間を本市が担当しました。
■大野城市の家計簿を知ろう!
◆大野城市の収入と支出を家計簿のイメージに例えてみました
収入は給与のほか、預貯金を取り崩したり、ローンを組んだりしてやりくりしています。支出は、食費、医療費、教育費やローン返済など毎月必要な支出(義務的経費)のほか、生活消耗品、光熱水費、通信費(経常的な支出)や家・車の修理(臨時的な支出)などがあります。
※一般会計予算507億7000万円を10000分の1にして示しています。( )内は令和6年度当初予算
◆家計簿の中身は実際にはどんなお金?
◇収入(歳入)
・給与→市税(市民税、固定資産税、都市計画税、市たばこ税、軽自動車税)
・パート収入→分担金および負担金、使用料および手数料、財産収入、寄附金、繰越金、諸収入
・預貯金の取崩し→繰入金
繰入金/市の基金(特定の目的や不測の事態に備えた積立金)を取り崩したり、特別会計から受け入れたお金です。
・親からの援助→地方譲与税、地方交付税など
・特定の目的に対する親からの援助→国県支出金
国県支出金/国、県から特定の用途のために交付されます。
・銀行からの借入れ→市債
市債/市の借金です。長期的に利用される道路や学校などの公共施設は、「つくる」時の市民だけでなく、将来の「使う」世代にも公平に負担してもらうため、市債(借金)を活用して整備を行っています。
◇預貯金とローン(基金と市債)
・預貯金残高→基金現在高
・ローン残高→市債現在高
◇支出(歳出)
・食費→人件費
・医療費、教育費→扶助費
扶助費/子どもや障がいのある人、高齢者などの生活をサポートする費用です。
・ローン返済→公債費
公債費/借金(市債)の返済のための費用です。
・生活消耗品、光熱水費、通信費など→物件費、補助費など
物件費/消費的な費用です。旅費や需用費、備品購入費、委託料などが当てはまります。
補助費等/各種団体への補助金や、他の市と共同で運営している施設(ごみ処理場など)の負担金などを支出する費用です。
・こどもへの仕送り→繰出金
繰出金/特別会計(一般会計とは区別して処理するための会計)に対して支出する費用です。
・家、車の修理など→投資的経費、維持補修費
投資的経費、維持補修費/道路や公園、学校などの公共施設の建設や改修、管理などのための費用です。
・貯金など→積立金、投資および出資金、貸付金
・緊急時の備え→予備費
予備費/緊急の支出に対応するための費用です。