健康 あなたは大丈夫?知っているようで知らない肥満の話

■(1)まずは自分の「体格」を知ろう
身体の大きさを見る目安の1つに、BMI(体格指数)があります。
健康診断などの結果をもとに、確認してみましょう。

〔肥満度分類〕
※日本肥満学会はBMIが「25以上」を「肥満」としています。

出典:日本肥満学会 肥満症診療ガイドライン2022

BMI=体重(kg)÷身長(m)²
例:体重62kg・身長160cmの人の場合
BMI=62kg÷(1.6m)²
=62kg÷(1.6m×1.6m)
=62kg÷2.56
=24.2…
BMI=24.2
あなたはどうでしたか?

■(2)「脂肪」は蓄えず「知識」を蓄えよう
・「肥満」って?
食事からとった脂肪や糖は、エネルギーとして利用され、余った場合は中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。エネルギーを余らせ続けると肥満に!
食事からとったエネルギー量 > 利用されるエネルギー量

・「脂肪細胞」って??
脂肪細胞は、ホルモンなどを分泌する役割も果たしていて、小さいうちは動脈硬化や食欲を抑える「良い物質」も分泌してくれます。
しかし、大きくなると「良い物質」の分泌はだんだん少なくなり、「悪い物質」が分泌されるようになります。

◇血管の中では…
悪い物質が、「血栓を作りやすくする」「インスリンの効き目が悪くなる」「血管に炎症を起こす」「血圧を上げる」
→中性脂肪や血糖、血圧などの値が上がる。
→脂質異常症、糖尿病、高血圧症などを引き起こす。
症状がないからと検査値が高い状態のまま放置しておくと、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などへつながります。

◇やせていても、心配な場合があります
20歳の時の体重から10kg以上増加していませんか?
増えていなかった人に比べて、糖尿病、心筋梗塞、狭心症、脳卒中の発症率が高く、さらにアジア人は欧米人に比べ軽度の肥満でも糖尿病を発症しやすいという報告もあります。
このような状態は、血液検査をしないとわかりません。

■(3)定期的に健康診断を受けよう
年に一度は健康診断を受け、食事や生活改善のポイントを学んでみませんか。

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※二次元コードは本紙をご覧ください。

問合せ:健康介護課(サンコスモ古賀内)
【電話】092-942-1151