- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県朝倉市
- 広報紙名 : 広報あさくら 第411号(令和7年5月号)
市内の歴史遺産のロマンを追いかけるシリーズ
■三十三.春の歴史散歩(2)
風薫る皐月(さつき)となりました。今回は栗山から福田に向けての散歩道をご案内します。福田台地は昔から人が暮らしていた場所で数多くの遺跡が存在しています。南陵中学校や、福田小学校は昔の集落があった場所です。古くから暮らしやすい場所であることが知られていたと想像できます。
さて、栗山より南に向かい福田の集落に入っていくと、豊島与志雄の生家跡があります。豊島与志雄は小隈出身で明治から昭和にかけて活躍した小説家・翻訳家です。特に童話作家として有名で、多くの優れた作品を遺しています。故郷を愛した豊島与志雄をしのび、毎年10月ごろには地元の人々により顕彰事業が行われています。
豊島与志雄の主な作品:『レ・ミゼラブル』(翻訳)、『千一夜物語』(翻訳)、『生あらば』、『野ざらし』、『夢のたまご』、『コーカサスの禿鷹』
問合せ:市文化・生涯学習課
【電話】28-7341