くらし あさくらびと No.46

地域で話題になっている人や団体、企業などを紹介するシリーズ。
第46弾は、朝倉地域の食の魅力を発信し続けるアサクラアンバサダーの甘城卓也さんを取材しました。

■Interview
グラフィックデザイナー・アサクラアンバサダー 甘城(あまぎ)卓也さん
平成28年、地域おこし協力隊として筑前町に移住。同年、ブログ「食べ歩きのあまたく」を開設。協力隊の任期満了後は、デザイン会社などを経験。令和2年、コロナ禍で苦境の飲食店を応援するため、クラウドファンディングで支援金を募り「フリーペーパーあまたく」を発刊。令和5年「あまたくデザイン」開業。
令和6年、朝倉の魅力を発信するアサクラアンバサダーに就任。
撮影協力:COFFEE HOUSE HIRO/イタリアントマトケーキショップ甘木店(古賀1-1)

◆食が紡ぐ人との絆
○朝倉の食の魅力
朝倉地域の飲食店を中心に紹介するブログ「食べ歩きのあまたく」を開設したのは約9年前。地域おこし協力隊として、都市部から筑前町に移住した頃です。前職はグルメライターで、フリーペーパーを編集していたこともあり、多くの人においしい飲食店を知ってほしいと考え、ブログを開設しました。
「自分がおいしいと思ったお店だけを掲載する」をポリシーに、これまで紹介してきた朝倉地域の飲食店は100以上。ブログの読者から「地元なのに知らなかった」などの反応があると、新しいお店を探す良い刺激になります。
朝倉地域に移住して、都市部とは違う生き生きとした野菜や果物の新鮮さに驚きました。朝倉の水や気候、生産者の愛情が、朝倉の食の魅力につながっていると思います。
○ブログでつながった絆
地域おこし協力隊としての任期を終え、デザイン会社に勤めていた際、新型コロナウイルスが流行しました。コロナ禍の影響で、朝倉の飲食店が閉店している様子を見ると心が痛みました。この状況を何とかしたいと模索する中、ブログでも紹介しているお店の人から助言をいただきました。「ブログのように朝倉地域の飲食店をフリーペーパーでまとめたら、より多くの人に伝わるのではないか」。
この言葉をきっかけに、フリーペーパー発刊プロジェクトを立ち上げました。資金はクラウドファンディングで募り、目標額は30万円。ブログで紹介してきた飲食店の皆さんの協力もあり、目標額を上回る約40万円の支援金が集まりました。取材や編集などは1人で行うため、制作には苦労しましたが、5カ月の期間を経て約3千部を発行。掲載した飲食店から「お客さんが増えた」「掲載店同士のつながりができた」などの反響をいただき、とてもうれしく思います。これまでの経験やブログでつながった飲食店との絆が生んだ私の集大成の一つです。
○魅力しかない!
昨年、朝倉の魅力を発信するアサクラアンバサダーに就任しました。「朝倉には何もない」と言う人もいますが、朝倉の食や人など「朝倉には魅力しかない!」と私は思います。今後も朝倉の食の魅力を発信し続け、本業のグラフィックデザイナーとしても、さまざまな角度で朝倉をPRしていきます。

■広報あさくら特別編
食べ歩きのあまたく
朝倉でおいしいグルメをお探しなら、「食べ歩きのあまたく」をチェックしてみてください!
私が筑前町に移住してきて毎月通っているお店があります。店名は『HIRO』さん。
約47年の歴史と北欧の雰囲気の中で寛(くつろ)げるカフェ。家族経営スタイルで知らない町だからこそアットホームなファミリー!明るく出迎えてくれたことがきっかけで通いはじめました。
私の「いつもの!」のメニューはチキンドリアランチ。最初にスープとサラダが運ばれてきます。
サラダは朝倉産の野菜をふんだんに使用。チキンドリアは、いつ食べても飽きないとろ~りチーズとチキンライスが絡み合います。
迷ったらまずはチキンドリアを。イタトマケーキもご一緒に!
※ブログ「食べ歩きのあまたく」の詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。

◆「フリーペーパーあまたく」
プロジェクトのきっかけになった助言は、左記で紹介する『HIRO』さんの言葉。発刊後は、新聞社などにも取り上げられ、数週間で在庫ゼロになりました。

◆アサクラアンバサダーあまたくさんと大切な人に残暑見舞いを書こう!
8月16日開催の講座。詳細は市公式Instagramをチェック!

※食べ歩きのあまたく・甘城卓也(あまたく)の詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。