- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県芦屋町
- 広報紙名 : 広報あしや 令和7年3月号
■体験活動に参加しましょう
体験活動とは、主に「体験を通じて何らかの学習が行われることを目的として、体験する人に対して意図的・計画的に提供される体験」のことで、直接自然や人・社会などと関わる活動を行うことで、五感を通じて何かを感じ、学ぶ取り組みを広く含んでいます。体験活動は、その内容に応じて大きく3つの活動に分類されます。1つ目は、生活・文化体験活動、例えば放課後に行われる遊びやお手伝い、野遊び、スポーツ、部活動、地域や学校で行われる行事などです。2つ目は、自然体験活動、例えば登山やキャンプ、ハイキングなどといった野外活動、星空観察や動植物観察といった自然・環境に係る学習活動です。3つ目は、社会体験活動、例えばボランティア活動や職場体験活動、インターンシップです。
また、体験活動は、幼少期から青年期まで、多くの人と関わりながら体験を積み重ねることで、「社会を生き抜く力」に必要な基礎的能力を養う効果があると考えられています。社会で求められる仲間とのコミュニケーション能力や自立心、主体性、協調性、チャレンジ精神、責任感、創造力、異なる他者と協働する能力などを育むためには、さまざまな体験活動が不可欠です。自然の中で、これまで触れたことのない物に触れながら、その存在を認める経験を積むことで、大人になり思いどおりにならない状況に直面したときにも対応できる力が付くと期待されています。人間関係をうまく作れない、規範意識が欠けている、ささいなことでも感情を抑えられないなど、こどもが抱えるさまざまな課題解決への一つのアプローチとして、体験活動は有効とされています。こどもの状況と発達段階を慎重に見極めた上で、さまざまな体験活動を経験することで、基本的なコミュニケーション能力や生活習慣を身に付け、社会性や「思いやり」など豊かな人間性を育み、人間関係形成力を育成することが大切です。機会を捉えて、生活・文化体験活動、自然体験活動、社会体験活動に参加しましょう。
問合せ:社会教育係
【電話】223-3546