子育て すくすく育てあしやっ子 NO.195

■「こどもにお手伝いの機会をつくってみませんか」
こどもがある程度の年齢になると、保護者の姿を見てマネをするようになります。そうすると、洗濯物をたたんだり、料理をしたりしている時に「やりたい」と言う場面も出てくるでしょう。しかし、お手伝いにはさまざまなメリットがありますが、こどもに頼むときには注意すべきこともあります。そこで、お手伝いを頼むうえで保護者が気をつけるべきポイントを紹介します。

(1)最初は、分かりやすく説明し、お手本を見せる
こどもに言葉だけで伝えても、分かりにくいことがあります。最初はお手本を見せ、やり方を説明し、一緒にしてみせて、その後こどもに任せましょう。

(2)時間がかかっても任せたお手伝いは最後までさせる
任せたお手伝いは最後まで見守りましょう。途中で代わると、こどもは達成感が得られず、責任感も中途半端になります。

(3)「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える
お手伝いによって、助かったことや感謝の気持ちを伝えることで、こどもは達成感や喜びを感じ自信や意欲につながっていきます。

(4)失敗しても叱らずこどもの気持に寄り添う
お手伝いを失敗した場合は、その時は叱らず「大丈夫、また手伝ってね」と声をかけてあげましょう。失敗してがっかり、しょんぼりしているこどもの気持ちに寄り添いましょう。

(5)安全に留意し、無理なお手伝いは頼まない
台所や洗濯物を干す場所など、こどもにとって危険な場所もあるので、安全には十分留意しましょう。こどものスキルとやる気を見ながら、順に難易度を上げていきましょう。

こどもの頃に行うお手伝いは、大人になり生活していく上で必要な自立心を養う大切な行為です。こどもの健やかな成長を促すためにもぜひ、お手伝いの機会をつくってみませんか。

問合せ:社会教育係
【電話】223-3546