- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県芦屋町
- 広報紙名 : 広報あしや 令和7年7月号
芦屋町では、障がいの有無にかかわらず、全てのこどもが将来に向けて自立し、社会参加できる力をつけるために、一人一人の教育的ニーズに応じた指導や支援を行う特別支援教育のさらなる推進に取り組んでいます。
■通常学級
通常学級では、全てのこどもにとって分かりやすい授業を目指して、ユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくりに取り組んでいます。また、ICTの効果的な活用を推進しています。
◇ユニバーサルデザインの4つの視点
シンプル(授業のねらいや発問、提示する情報などをしぼる)
クリア(授業展開の筋道を明確にする)
ビジュアル(思考や言語などの情報を図や具体物などを用いて、視覚的に提示する)
シェア(少人数で話し合う場面を設定して、発言の機会を保障する)
■通級指導教室
通級指導教室では、読み書きに時間がかかる、集中力が続かない、友だちとのコミュニケーションがうまく取れないなど、学習面や行動面、対人面などで困りごとを抱えているこどもに対し、困難さを改善または克服するために、一人一人の状況に応じた適切な指導を行います。こどもは通常学級に在籍しているため、学校生活のほとんどは通常学級で過ごしますが、週に1~数時間、通級指導教室に移動し、個別または必要に応じて複数で指導を受けます。
町には通級指導担当教員が芦屋東小学校と芦屋中学校にいます。芦屋東小学校に在籍している担当教員は町内3小学校を巡回して通級指導を行いますので、こどもが在籍するそれぞれの小学校で通級指導を受けることができます。
■特別支援学級
特別支援学級では、こどもの特性に応じて、学習や学校生活に関してきめ細やかな指導を行います。こどもは特別支援学級に在籍し、通常学級との交流や共同学習も行われます。令和7年度の小中学校の特別支援学級を紹介します。
◇令和7年度特別支援学級
各学校には、日常生活の活動の介助や学習活動上のサポートを行う介助員や医療的ケアを行う看護師などを配置し、特別支援学級担任と連携しながらこどもの支援をしています。
■すくすく発達相談、巡回相談
町では、臨床心理士が直接、幼稚園・保育所(園)や小中学校を訪問し、生活場面や授業中などのこどもの様子を観察して、その子に必要な支援の内容や方法を保育士や教員に助言しています。これらの相談をとおして、すべてのこどもが長期にわたる継続した支援を受けることができています。
こどものより良い成長のためには、早めの気づきと適切な支援が大切です。保護者も「すくすく発達相談」や「巡回相談」を活用して、臨床心理士に相談をすることができますので、こどもの発達や学びに関して気になることがあれば通っている保育所(園)・幼稚園や小中学校に連絡してください。
問合せ:学校教育係
【電話】223-3547