- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県小竹町
- 広報紙名 : 広報こたけ ひまわりだより 令和7年7月号
町長に就任して3年度目を迎え、小竹町の未来へ向けての思いや動きを発信してまいります。感想をお寄せください。ともに小竹の明日を築いてまいりましょう。
Vol.2は、『防災の日常化で守る小竹町の安心』についてです。
近年、日本各地で地震や豪雨などの自然災害が頻発しており、いつ、どこで、どのような災害が起きても不思議ではない時代になりました。幸いにして小竹町では大きな災害は少ないものの、『何も起きていない今こそ備える』ことが、町の安全・安心を守る第一歩です。
小竹町ではこれまで、防災訓練の実施、防災無線の整備、防災マップの配布などを進めてまいりました。加えて、各自治会等では自主防災組織として防災士を活用した学習会にも取り組んでいただいております。また日頃から消防団には町の災害に備えていただいております。
私たちが目指すのは、『災害が起きたときだけ防災を考える町』ではなく、『日常の中に防災がある町』です。例えば、ご家庭でも『非常持ち出し袋の中身を見直す日』を家族で決めたり、地域の高齢者と声をかけ合う習慣を作ったりと、無理のない範囲でできる備えがあります。
災害時に一番頼りになるのは『地域のつながり』です。顔の見える関係、声のかけやすい関係こそが、いざというときに命を守る力になります。
安心して笑顔で暮らせる小竹町を、次の世代へと引き継いでいけるように、これからも住民のみなさまと町とで共に日常に根ざした防災を積み重ねていきましょう。