健康 受けてよかった 胃内視鏡検査

■驚きです! 2000円の自己負担で胃内視鏡検査が受けられるなんて

[プロフィール]
北原充子さん
年齢:60代
家族のがん患者:姉・父

「この検査を受けないなんて、もったいないですよ。町民の皆さんにもぜひ、受けていただきたいと思って、インタビューを受けることにしました。」
こう語るのは、大木町在住の北原充子(きたはらみつこ)さん。

◇検査を受けたきっかけは?
職場の健康診断で人間ドッグを受けていたので、退職後も定期的に検診を受けることが習慣になっていました。昨年から、町の胃がん検診に内視鏡検査が導入されることを知り、迷わず検査を受けることにしました。人間ドッグだと、3万円くらいかかるので、経済的にも助かりました。

◇検査への不安はありませんでしたか?
胃内視鏡検査は3回目ですが、初めて検査した時は、正直不安で怖かったです。口から異物が入りますからね。カメラが喉を通るときと抜くとき、違和感がありましたが、私の場合は大丈夫でした。
検査中は、看護師さんが、優しく背中をさすってくれたり、「大丈夫ですか」「もう少しで終わりますよ」と声かけしてくれたので、安心して受けることができました。

◇検査を受けてみてどうでしたか?
家族にがん患者がいるので「異常なし」の結果が届いて安心しました。これからも健康に気を付けて生活し、大好きな映画を観たり、友達とのランチを楽しみたいと思います。

◇町民の皆さんへのメッセージ
検査を受けるのも健康じゃないと受けられないんですよ。以前、胃がんのX線検査を受けていましたが、バリウムを飲んで、逆さまになったり、指示どおりに動いたりと、体力をかなり使います。体調が悪いと検査も受けれないので、元気な時から、検査を受けることを習慣にしていただきたいです。健康維持のために大切なことだと思うんです。

■健康課より
検査を受けることで今の健康に自信が持てます。「検査を受けていてよかった」と安心できるように2年に1度、受診しましょう。家族や自分のために一歩踏み出してみませんか?

■胃がんってどんな病気?
・胃がんの主な原因は、ピロリ菌感染や喫煙、塩分の高い食事です。ピロリ菌感染率は20歳以下では1割以下ですが、60代では5割、80代以上では8割ほどです。
・初期の胃がんはほとんど症状がなく、進行してから発見されることもあります。
・早期に見つかれば90%以上が治ると言われています。
・胃がん検診にはX線を利用した胃バリウム検査と内視鏡検査の2つがあります。

■胃内視鏡検査 詳細
・胃内視鏡検査は通称「胃カメラ検査」と言われています。
・直接胃の中を観察でき、より正確な診断が可能です。
・苦しさが不安な人も、医師やスタッフが丁寧にサポートします。

実施期間:令和8年3月31日(火)まで
対象者:50歳以上の偶数年齢の人 ※令和8年4月1日時点の年齢
費用:2千円(通常約1万7千円)
注意事項:次に該当する場合は受診できません。
・胃に関する症状がある
・同意書の取得ができない
・妊娠中・入院中
・消化性潰瘍などで治療中(ピロリ菌除菌中含む)
・胃の全摘手術を受けた
受診の流れ:
(1)医療機関を選ぶ
(2)電話で予約する
(3)事前説明を受ける
(4)受診する
(5)検査結果を確認する

■胃内視鏡検査の流れ
検査前の準備:
(1)消泡剤を飲む
胃をきれいにすることで胃壁が見えやすくなります。
(2)咽頭麻酔をする。
喉にゼリーの麻酔をする。
内視鏡検査:
(3)ベッドに横たわり、マウスピースを装着後、内視鏡が口から挿入されて検査開始です。カメラが入って抜けるまでの時間は5分程度です。
※注意事項 町が実施する胃内視鏡検査では、鎮静を目的とした鎮静薬・静脈麻酔薬・鎮痛薬は使用できません。

■胃がんリスク検査も実施しています。
胃がんリスク検査は、胃がんそのものを発見する検査ではありません。胃の粘膜に生息するピロリ菌の感染の有無と胃粘膜の萎縮度を血液検査で調べ、将来の胃疾患にかかるリスクを発見する検査です。
対象者:20・25・30・35・40・45・50・55・60・65歳の人
※令和8年4月1日時点の年齢
費用:500円
実施期間:11月29日(土)まで

町では、その他のがん検診も実施しています。詳しくはホームページをご覧ください。

問合せ:健康課
【電話】0944-32-1280