- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県大木町
- 広報紙名 : 広報おおき 2025年11月号No.536
読書は知識を増やすだけでなく、相手の気持ちに寄り添う心を育てたり、新しい価値観に出会うことで視野を広げたりすることができます。読み聞かせや感想を語り合うことで、家族や友だちとコミュニケーションを深めるきっかけにもなります。
町では、本に親しみを持ち、読書を身近に感じることができるさまざまな取り組みを行っています。
■ほんといっしょ
子どもの読書推進連携会議委員の皆さんに、「ほんといっしょ」の1コマを紹介していただきました。
◇松中好江(まつなかよしえ)さん (木佐木小学校校長)
木佐木小学校の2年生が、園児に自分のおすすめの本を読み聞かせしました。
読み聞かせの練習を何度もしてお話をしました。園児の話を聞く姿を見ていると、お姉さんの話を真剣に受け止めていることが分かります。
絵本は、子どもたち同士の気持ちをつなげていると感じます。
◇山田(やまだ)ゆりかさん (大溝小学校司書教諭)
図書委員が、学校のみんなが図書館を利用しやすいように毎日本の整理をしています。
「この棚、ぐちゃぐちゃになってるよ!」
「こっちもだよ!」
「この絵本は、こっちだね~」
「こうすると下級生が、本を選びやすいよね。」
本を通して、子どもたちの優しい心が育っています。
◇竹房恵(たけふさめぐみ)さん (大木中学校学校司書)
今年から行っている、「図書館朝の会」の様子です。朝の会を図書館で行った後、「朝読」の本を選んで読書の時間を楽しみます。その時、
生徒「先生これは、どうですかね。」
先生「いいねー。おもしろそうだな。」
こうして本を通して話が弾む時間があるのは貴重です。
◇南里(なんり)ひでみさん (木佐木学童主任)
学童では、上級生が下級生に紙芝居を読んでいます。
下級生は、大きくなったら自分たちも「お兄ちゃんやお姉ちゃんみたいに読みたい。」と思っているようです。
子どもたちは紙芝居や本が大好きで、読み聞かせをする優しい姿に嬉しくなります。
◇久米万弓花(くめまゆか)さん (おおいえほんのひろば)
昨年の家読イベントおはなし♪ラララ♪で手話と歌と本の紹介をしました。
読書ボランティアだけでなく地域の方や子どもたちも参加しました。この「手話と歌と本の輪」が広がって、今まで図書・情報センターに来たことのない人も足を運び、いろんな本に出会ってほしいと思っています。
◇北島理香(きたじまりか)さん (大木町地域読書ボランティア)
小学校で国語の教材に関するブックトークをしています。教室でブックトークをした後、手に取って本が読めるようにたくさんの本を持って行きます。
いつもは本を進んで手に取らない子どもたちも「これおもしろそう。」「読んでみたい。」と言って話しかけてくれます。その時が一番幸せな時間です。
■家読(うちどく)イベント おはなし♪ラララ♪
11月15日(土)
図書・情報センター2階
参加者にはプレゼントがあります
11月は大木町家読月間です。
読書ボランティアの皆さんがおはなし会を行います。
10時半~:
・本のポップコンテスト表彰式
・ブックトーク
11時~12時:
・すきっぷ「大型絵本」ほか
・おひさま「紙芝居」ほか
・ぶっくくらぶ大木「エプロンシアター」ほか
14時~15時:
・おおいえほんのひろば「手話の歌」ほか
・☆きらきら「まき絵のおはなし」ほか
■「本のポップ」コンテスト作品展示
大木中学校の生徒がおすすめの本のポップを作成しました。キャッチフレーズを付けたり文章やイラストを描いたりして、本を紹介しています。
どの作品も、魅力がぎゅっと詰まった素敵な作品です。ぜひご覧ください。
期間:11月3日(月)~30日(日)
場所:図書・情報センター2階
問合せ:地域づくり課
【電話】0944-32-1047
