- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県添田町
- 広報紙名 : 広報そえだ 令和7年6月号
○インタビュー
添田小学校の教育目標は、「自ら学び心豊かで たくましく生きる 子どもの育成」です。この教育目標達成に向けて、「いい声・いい顔・いい心」を合言葉にして教育活動を推進しています。
また、特徴的な教育活動として、「ふるさと学習」を位置付けています。添田町の生き物にふれる学習、米作り体験、長期宿泊体験学習、添田町の自然・歴史・文化にふれる学習など、添田町のひと・もの・ことにふれ、地域に誇りや愛情をもち、地域の一員として貢献できるようにしていきいと考えています。
新校舎となって、小・中学校の児童生徒が一つの校舎過ごすこととなりました。これを機に小中連携も進めたいと計画しているところです。
子どもたちが、ふるさと添田町を愛し、夢や希望を実現できるよう、教職員一同、全力で教育活動に力を注ぎます。
添田小学校 中山博紀校長
○インタビュー
今年度から始まった新校舎での学校生活。生徒たちはスローガンを「新天地~新しい自分を発見しよう~」として、気持ちを新たに学校生活に意欲的に望んでいます。そんな生徒たちの希望や期待に応えられるよう教職員も一丸となって取り組んでいます。また、添田中学校は添田小学校と別の学校でありながら一つの校舎の中に同居状態である珍しい形態になっています。この特徴を活かしながら、添田町が目指す「ふるさと添田町を愛し、夢希望を実現する、かしこさとたくましさを兼ね備えた、人間性豊かな心を持つ子ども」を育むべく、小学校と共通させるべきところは連携し、発達段階に応じて成長させるべきところは9年間の系統的な教育活動として取り組み、中学校独自としては、小学生の模範となる、憧れられる先輩となれるよう取り組みを進めていきます。
添田中学校 長畑理恵校長
○インタビュー
新しい学校は廊下とか色々なところに木が使われていて、居心地が良くて学校に来るのが以前より楽しみになりました。読書が好きなので図書室も広くなって本を読むスペースがたくさんできたのでうれしいです。毎朝、おはよう広場で中学生があいさつしてくれるのがかっこよくて、私も中学生になったら小学生のことを思いやりたいと思うようになりました。
添田小学校企画委員長 手嶋花奈さん
○インタビュー
新校舎に移って、中学生全員が同じフロアにいるので顔を見ることができ、上級生としてしっかりしなければと感じます。理科室など特別教室も同じ階にあって移動が楽になり、勉強に集中できるようになりました。部活の練習試合も添田中学校でできるようになりました。登校時など見守ってくれる地域の方に積極的にあいさつして、毎日触れ合う小学生のお手本になれるよう頑張ります。
添田中学校生徒会長 丸山宗将さん
◆新しい添田小学校・添田中学校のスタートにあたって
添田町教育長 髙瀨光一
今年は長持ちしてくれた添田公園の桜咲く中の落成式から、新添田小学校の開校式、小中ともに新調した校旗の譲渡式、始業式、入学式と慌ただしく、そしてあっという間に4月が過ぎていきました。地域や保護者の皆様のご理解とご協力のおかげで、登下校やスクールバスの運行も含めて順調に学校生活がスタートしています。しばらくの間、私も朝の登校指導に参加しましたが、その中で中学生のお兄ちゃんが入学したばかりの小学1年生の手を引いて登校している姿を見ました。「妹?」と聞くと、「はい!」という返事。照れることもなく、むしろ嬉しそうな笑顔でした。少し心細そうな妹さんもニコッとしていました。
気持ちがほっこりすると同時に、「新しい小中学校は絶対にすばらしい学校になる!」と確信しました。敷地等の関係から4階建ての校舎となりましたが、添田町の小中学生が一つ屋根の下で一緒に学校生活を送ることで、中学生が小学生に目をかけお世話もする、小学生はそんな中学生を見ながら憧れを持って成長する。年齢に関係なく遊び、生活していたかつての地域コミュニティの姿を感じたからです。
今年度からは小・中学校が一緒になったコミュニティスクールや県の委嘱を受けた道徳教育推進事業もスタートします。学校内では朝の時間を活用して中学生が小学生の朝自習の丸付けを始めました。学校・家庭・地域がそれぞれの役割を果たしながら、町全体として子どもたちの成長を支援していければと願っています。今後とも皆様のお力添えをお願いいたします。
問合せ:教育委員会学校教育課
【電話】82-5963