子育て 「未来をつくる力」添田町が育成を目指す子ども像(1)

■ふるさと添田町を愛し 夢・希望を実現する
かしこさとたくましさを兼ね備えた 人間性豊かな心を持つ子ども

○ふるさとを愛するこころ
歴史・文化・自然を育む添田町に生まれた喜びと誇りが持てる教育を実践します

○夢や希望を実現するかしこさとたくましさ
夢や希望の実現に向けて、多様なものの見方や考え方に触れ、自ら学び自ら考える力を育むとともに、たゆまず努力を続けることができる、忍耐力や体力、学力を身に着けさせることに重点を置いた教育を実践します

○人間性豊かな子ども
家庭・地域との連携を強化し、体験活動や人間的 ふれあいを通じて「人の間=社会」で生きていくための教育を実践します

■添田町が目指す子ども像・学校像
町は未来を担う児童・生徒が目指す子ども像・教育目標を「ふるさと添田町を愛し 夢・希望を実現する かしこさとたくましさを兼ね備えた 人間性豊かな心を持つ子ども」と定め、さまざまな教育施策を実施してきました。
校舎の新設にあたり、この教育目標の実現のため小学校・中学校が学校像・計画理念を「子どもたちの生きる力を育み、地域の未来を拓く学校」と定め
・予測困難なこれからの時代に対応するために求められる「生きる力」をバランスよく身につける子どもの育成
・問題解決的な学習や体験型学習の一層の充実
・これまで分散していた人的・物的資源を効果的に投資
・小・中学校9年間の義務教育を見通した教育課程の編成・実施などに取り組みます。

■小学校・中学校が一つとなった校舎だからできる教育
町が目指す子ども像・学校像実現のために保育園などを出たばかりの小学1年生から大人の入口にいる中学生が一緒に在籍する義務教育学校ではなく、これまでの小学校6年・中学校3年制を維持し、小中一体型校舎のメリットを最大限に生かすことができる学校を創りました。
具体的には、小学校から中学校への進学、新しい環境での学習や生活に移行する段階でいじめや不登校などの諸問題(いわゆる中一ギャップ)を避け、義務教育9年間を充実させるために小学校から中学校への接続を円滑化します。小学校職員室を校舎2階、中学校職員室を校舎3階に設けたことにより、子ども像・学校像を実現するための目的を明確にして教職員など関係者間で共有し、学校全体で組織的に取り組みます。
少子化や地域コミュニティの弱体化などで児童生徒の人間関係が固定化・希薄化しやすい中、学校が一つとなることで多様な教職員・児童生徒・保護者などと関わる機会を増やします。また、これまで添田小学校区域の見守りなどを行ってきた学校運営協議会(コミュニティスクール)を小学校・中学校に広げ一体となって子どもを育むことで、児童生徒が地域とかかわる機会を増やし、「ふるさと添田町」を愛する心情、将来への希望や夢、やり抜く力や意欲などを高める取り組みを行います。