子育て 未来へ羽ばたく! ハワイで育むグローバルな心(1)

■添田町青少年グローバル人材育成事業
普段の生活の中では経験できない異文化や人々との出会いを通じ、グローバル化社会において必要な国際感覚を養い、将来の地域づくり・まちづくりに積極的に取り組む青少年を育成することを目的にハワイでの海外研修を行いました。今回は研修の様子や、参加した子どもたちのリアルな感想をお届けします。

平成25年度まで行われた大韓民国江華郡との交流事業。中学生がホームステイを通じて韓国の文化や歴史を学ぶ国際交流を行ってきました。町では、さらに子どもたちへ異国の文化・歴史を「学ぶ」機会をつくり、「国際社会へ対応する能力」を高めるため、実際にハワイへ行き、日本と異なった文化を体験する「添田町青少年グローバル人材育成事業」を今年度から開始しました。
今回参加した生徒は応募があった17人から面接を経て選ばれた8人の中学生。8月1日から7日までの現地研修を前に、6月から7月まで4回の事前研修を行い、渡米に備えました。ハワイでのホームステイなど、日常と全く違う環境で生活し、独自の文化や価値観に触れ、帰国後には新しく得た視点や知識、経験を、自身の生活や友人との学校生活の中で発揮、共有することで、今後さらに国際感覚を磨き、未来に羽ばたく人材として成長していくことが期待されます。

事前研修:6月16日~7月22日
6月から始まった4回の事前研修では、研修の目標を設定し、「なりたい自分」の確認、渡米までに勉強できる日常会話でよく使う表現やシチュエーション別の英語、自分の思いを伝える方法などを学びました。

Day1:8月1日
町長室での出発式の後、福岡空港から羽田空港へ。台風の接近によりホノルル行きの便が欠航の可能性があり、不安と渡米への緊張が混ざった様子の生徒たち。
飛行機が飛び立つことが分かると安心していました。

Day2:8月2日
オアフ島着。英語での入国審査も通過し、スーパーでフードロス対策を学び、ハワイ州庁舎では普段入れない州知事室へ入室も。夕方、ホストファミリーの迎えで4家庭に分かれ、海外でのホームステイに初挑戦。

Day3:8月3日
ビーチバレーや水族館、ピクニックなどそれぞれホストファミリーと行動。みんなが心がけたのが積極的なコミュニケーションで、就寝前に学習を行う子どもも。会話を楽しめている様子で、変化が見えてきました。

Day4:8月4日
2日間のホームステイが終了し、全員が集合。1945年、第二次世界大戦の降伏文書調印式が行われた戦艦ミズーリ号を見学し、その後はハワイ福岡県人会の方々と懇親会。移住先での喜びや苦労を聞きました。

Day5:8月5日
ダイヤモンドヘッドハイクで、火山口跡などハワイの雄大な自然を体感。午後はハワイ大学で学生と、身振り手振りも使い積極的に英語でコミュニケーション。英語で質問を行えるほど、語学力の向上がみられました。

Day6and7:8月6日~7日
ホノルルを現地時間10時30分に出発、約12時間のフライトで羽田空港に日本時間17時25分着。
東京で一泊し、7日にオークホール駐車場で家族の迎えを受けました。

事後研修:8月25日~
8月25日から始まる事後研修は、添田町をフィールドワークし課題を見つけ、ハワイでの経験を踏まえ解決策を考えます。
この解決策は9月22日に、どなたでも参加できる研修報告会で発表します。ぜひ、お越しください。

研修報告会:9月22日

問合せ:教育委員会社会教育課社会教育係
【電話】82-2559