- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県添田町
- 広報紙名 : 広報そえだ 令和7年10月号
10月、例年ですと秋の爽やかな風を受けてのすがすがしい季節でしょうが、今年はどうも暑さだけが残っています。皆さんは如何ですか。
まず、令和7年8月9日から11日までの豪雨による添田町の被害状況をご報告申し上げます。道路河川、林道農地等、補助災害等含めまして、合計21箇所、被害額は1億円弱、約9千8百万円となっております。復旧に向け、鋭意取り組んでいます。
町民会館は、耐震化や内部の老朽化等著しく解体することといたしました。解体後の周辺整備に関しては、次の通り考えています。
添田町「健康子育て福祉ゾーン」の整備について検討しています。「健康子育て福祉ゾーン」とは、添田町の今後の福祉施策等進める上で大きな柱となる施策であり、現在ある課題等を解決する方策にも寄与するものです。乳幼児から高齢者まで住民の皆様が「いつまでも健康で住み続けられる・住みたくなるまち」に向け、添田町第6次総合計画のもと、それぞれ取り組んでいるところです。
その中でも、誰もが孤立せず健康に過ごせるまち、子育て支援・教育が充実したまちは、添田町の教育・福祉等を担う大きな柱であり、それらの施策には、健康づくりの推進と地域医療の充実、地域共生社会の実現、多様な個性・人権の尊重が必要であり、子育て支援の充実、学校教育の充実、社会教育・生涯学習の推進があります。
今年度、小学校を統合し新たな添田町立小中学校を整備しました。放課後児童クラブの建設も進んでいます。そのような状況の中、学校建設等に引き続く環境整備は課題となっています町内にある保育園、子育て支援センター、児童発達支援事業所、そして、社会福祉協議会や包括支援センターでの高齢者とを結びつけ、共生社会における日常的な高齢者等住民と子どもたちの交流の場の整備です。
そのためには、健康子育てや福祉行政に関する施設を連携できる、ゾーンを整備する必要があります。この中では、特に社会全体で子どもを育てるというまちづくりの原点に立ち返り、高齢者等と子どもたちの交流を推進する、それこそが未来に向けた添田町の姿だと考えます。その事から、添田町「健康子育て福祉ゾーン」を整備しようとするものです。
そのゾーンには現在あるそれぞれの施設と共に、例えば敬老食堂、別名コミュニティー食堂、大人が見守る中で子どもたちが楽しく遊べる場所プレーパークなど、建物だけでなくゾーンとして整備し、現在仕事に従事している人を減少させることなく、高齢者が逆に手助けするようなシステムも考えていく事が必要だと考え、今年度中にも基本構想を関係各課で策定する事としています。その後、整備等行うこととなります。
場所につきましては森林なども含め活用し、その中でゾーン形成を図ることとしています。具体的には、旧学校跡地等含め検討しましたが、高齢者・障がい児・乳幼児のバリアフリー等考えますと、新たな整備が必要であり、9月議会に議案を提出させて頂きました町民会館解体後の跡地が、英彦山・落合・野田・中元寺・津野・真木や町部等の中心ともなり最適であると考える所から、その場所を整備し添田町「健康子育て福祉ゾーン」として、その実現に向け対応するものです。
添田町の将来における重要施策であり事業となります。住民の皆様のご協力よろしくお願いします。
