- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県赤村
- 広報紙名 : 広報あか 2025年10月号 VOL.834
■知ってるつもり?認知症
▽年をとれば誰にでも起き得る病気が認知症です。
しかし誤解や知識不足から、本人も周囲もつらい思いをしていることが少なくありません。
症状と原因を正しく知り、認知症の人と上手に関わりながら、互いが安心して暮らしていける社会を目指しましょう。
▽どんな症状が現れる?
多くの人に共通して現れる「中核症状(認知機能障害)」と、本人の性格や環境、人間関係などの影響が加わって起こる「周辺症状(BPSD/行動・心理症状)」があります。
〇中核症状(認知機能障害)
・何度も同じ話をしたり、同じ物を買ったりする
・時間や場所、人物が認識できない
・道具の使い方や手順が分からない
・身だしなみを整えられない
・お金などの計算ができない など
〇周辺症状(BPSD/行動・心理症状)
・無気力になり、外出しなくなる
・現実にはないものを見たという
・夕方にそわそわし、うろつく
・お金や物が盗まれたと騒ぐ
・怒りっぽくなる、怒鳴る など
「記憶力・判断力の低下」
「個人差が大きい諸症状」
▽認知症の人に対する接しかた
気持ちに寄り添い、怒ったり止めたりせず、優しく穏やかに接することが大切です。感情を和らげることで、症状は改善してきます。
(1)優しく相手の体に触れる
(2)はっきりとした、低い、優しい声で話す
(3)目を見て、ほほ笑みながら、ゆっくりと話す
(4)相手が好きな音楽を、一緒に聴いたり歌ったりする
(5)相手が懐かしいと思えるような話や好きな話題をする
(6)同じ言葉を繰り返すなど、相手の動きや感情に合わせる
(7)人生の先輩として、敬意を持って接する
問合せ:住民課健康増進係 窓口(3)
【電話】内線232