くらし 財政公表 令和7年度 予算の概要(1)

市の令和7年度当初予算は、子育て支援施策、市民の安全・安心を守るための防災対策、サガン鳥栖のJ1リーグ復帰に向けた支援などの予算を中心に編成しました。今号では、令和7年度当初予算の概要を紹介します。

■総務費 36億2,665万円
・市のにぎわいを創出するため、鳥栖駅東側エリアで佐賀県などと共同でイベントを開催します。
・令和5年5月に開庁した新庁舎の整備に伴い、引き続き駐車場などの外構を整備します。

■民生費 142億3,561万円
・中学生までとしていたこどもの医療費の通院や調剤助成を、高校生世代(18歳到達年度)まで拡充します。
・市内保育所が行う、認定こども園への移行や『こども誰でも通園制度』を実施するための施設整備費用を補助します。

■衛生費 32億3,327万円
・産後間もない時期の産婦に、健診費用を助成します。
・真木町の旧ごみ焼却施設を解体し、跡地を資源物回収拠点として活用するため、ストックヤードを整備します。

■農林水産業費 3億8,287万円
・地域の園芸農業振興のため、農業者への施設整備、機械などの導入費用補助を拡充します。

■商工費 7億7,433万円
・鳥栖市やサガン鳥栖に関連するデザインを描いたマンホールカードを作成し、新たな観光資源として活用します。

■土木費 28億9,513万円
・国土交通省・今町線など生活環境に配慮した道路整備を行い、歩行者の安全を確保します。
・雨水対策のため、引き続き、河川の改修やしゅんせつを行います。
・交通弱者や、公共交通の利用が不便な地域への新たな移動手段として『予約型乗合タクシー』を検討し、その実証運行に向けた準備を行います。
・鳥栖駅東側の利便性向上などを目的とした短期施策の検討を行います。

■消防費 10億8,036万円
・避難所での生活環境を改善するため、非常食や簡易トイレなどの備蓄を充実させます。
・河川や高潮の浸水想定区域、土砂災害警戒区域を合わせた複合型の災害ハザードマップを更新し、全戸に配布します。
・災害時の生活用水確保のため、市内に防災井戸を整備します。

■教育費 51億4,452万円
・今後の水泳授業の在り方を検討するため、試行的に全小学校で水泳授業の民間委託を行います。
・老朽化した施設を長寿命化するため、旭小学校を改修します。
・勝尾城筑紫氏遺跡の公有化や整備基本計画の改訂を行い、史跡整備を進めます。
・幼児期からの読書環境を整えるため、赤ちゃんとその保護者に絵本をプレゼントするとともに、読み聞かせを行います。
・スポーツや文化、芸術の分野で表彰などを受けた市民や団体などへ奨励金を支給します。
・1年でのJ1リーグ復帰を目指すサガン鳥栖へ必要な支援を行います。