- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県多久市
- 広報紙名 : 市報たく 令和7年3月号
駅伝で45分59秒の短縮!
市長 横尾俊彦(よこおとしひこ)
2月17日 記
県内一周駅伝大会で多久市チームは5位入賞を果たしました。終始自分達の走りを追求し、日々努力を重ねた成果です。
一人ひとりの選手の皆さん、監督コーチほかサポートくださった方々に心から祝意を贈ります。おめでとうございます。
県内を3日間で一周するこの大会は今年が65回目。入賞は実に第1回大会以来とのこと。
ひところは下位が続き、最下位だったこともありました。それでも希望を失わず、コツコツ練習に練習を重ね励んだ選手の皆さん。風雨や雪の荒天もあったでしょう。仕事で練習時間確保も困難だったり、人事異動で多久を離れたりもあったはず。市内の緑豊かな環境とは異なり、都会の喧騒や他の楽しみ事に誘われたりもしたでしょう。さらにはケガや不調もあったはず。
でも、その時々に、仲間が励ましてくれ、心を寄せてくれて元気を取り戻し「さあまた頑張ろう」と走り出したこともあっただろうと想像します。
1人が1秒速く走れば全区間で33秒短縮できる。1人のチカラを集めて皆のチカラに高めて走る。そんな思いと努力の結晶が今回の45分59秒短縮という稀に見る快挙に結実しました。
大会3日目の多久入りは3人を抜いて2位でタスキリレー。沿道の声も高まりました。「この先の中継点に応援に行く!」と急ぐ方々もありました。テレビ中継を凝視して手に汗握っての応援も多かったはず。まさに市民の皆さんの応援が風となって選手の背中を押したようでした。
苦しくとも最後まで諦めず、襷を繋いだ選手。思いを受けてベストタイムに挑んだ選手。控えから急遽走った選手。みんなドラマでした。練習は裏切らない。まさにその体現でした。
これからも応援お願いします。