- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県多久市
- 広報紙名 : 市報たく 令和7年10月号
任期満了に伴う多久市長選挙が8月31日(日)に告示され、3人が立候補した今回の選挙戦。
9月7日(日)に投開票が行われ、香月正則氏が新たな市長に選ばれました。
今回の特集では、新たに市政を託された香月市長より、抱負と決意を申し上げます。
■市長就任にあたり、ご挨拶を申し上げます。
このたびの多久市長選挙におきまして、第9代目の市長として市政を担わせていただくことになりました。多くの市民の皆さまよりお寄せいただきました期待に応じるべく粉骨砕身の努力をしてまいります。
多久市がおかれている現状は少子高齢化や人口減少をはじめ種々の課題を抱えています。これまで多久市は産炭地として炭鉱で栄えた町でありましたが最後の炭鉱が昭和47年に閉山され町の賑わいや活気が徐々になくなってきました。私が幼少期の頃はまだまだ街中に人が多くみられたのを懐かしく感じます。
多久市のこれからを前に進めていくために「1.住みたくなるまち」「2.子育てしたくなるまち」「3.行きたくなるまち(交流人口増)」「4.働きたくなるまち」「5.産業の育成(商工農林)」と5つの柱を中心に、市民の皆さまが住み続けたいと実感していただける、まちづくりを目指していきます。
これまで多久市議会議員として平成23年から4期14年の間、多久市の課題について議員として伝える役割を担ってまいりましたが、これからは市長として「新しい風で多久市の明日を変える!」との思いで、これからも変わらず皆さまの元に出向き熱意をもって全力で市政運営に取り組んでいく所存でございますので、市民の皆さまのより一層のご協力とご理解を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年9月17日
香月 正則
■5つのアクションで多久市の明日を変える!
◇アクション1 住みたくなるまち
市民が必要とする施設やサービスに市有地を活用、また地区や町協への地域活性補助金制度を創出し、市民がイキイキと暮らせる地域づくりを目指します。
◇アクション2 子育てしたくなるまち
保育料の無償化、児童センターあじさいのアップデート、小学校入学時の支援、学校体育館の空調整備など子育て環境のさらなる充実を目指します。
◇アクション3 行きたくなるまち(交流人口増)
市内観光資源の再整備や新たな観光資源の確保、デジタルを活用したPR事業の強化を図り、交流人口の増加を図ります。
◇アクション4 働きたくなるまち
新たな企業誘致や起業者の支援、地域企業との連携強化で雇用創出を図ります。
◇アクション5 産業の育成(商工農林)
旧市立病院跡地、旧なかしま会館、旧ハロー跡地の利活用、新たな住宅団地の造成や農林業の後継者不足への対応と支援、多久産品の販売促進で産業の育成を図ります。
■当選証書付与式
9月8日(月)の当選証書付与式では、市選挙管理委員会の中原博秋(なかはらひろあき)委員長が「これからの市政には、市民の負託と期待が込められています。これを重く受け止め、市民目線でスローガンに掲げた仕事を遂行してください」と激励し、当選証書を手渡しました。
■就任式
9月17日(水)、就任式で香月市長は「選挙戦で掲げた人口減少問題については特に力を入れ、多くのアイデアを募りながら多久市に活気をもたらす政策を打ち出します。オール多久で、みなさんと共に多久市を前に進めていきます」と、決意を込めて挨拶しました。
■香月正則 Profile
昭和47年7月20日生まれ。
多久市立北部小学校・中央中学校、佐賀県立多久工業高等学校(現多久高等学校)を卒業。東海佐賀株式会社で20年勤務し、平成23年に多久市議会議員に初当選。その後3回の選挙でも当選し、市議会議員を務めてきた。
▽その他の経歴
連合佐賀多久小城地域協議会議長、公益財団法人孔子の里理事、北多久町スポーツ協会理事など。