くらし “未来技術社会実装事業”に関する取組み

未来技術社会実装事業とは、AI、IoT、AR・VR、自動運転等の未来技術を活用して地域課題の解決と地方創生を目指した取組みであり、2022年度の新幹線開業と道の駅の同時開業を契機に事業を開始しました。

◆2024年度の取組みと効果
1.嬉野の魅力を全国・全世界に発信する環境づくり
昨年度同様、8月の嬉野温泉夏まつりの際に、駅前をバーチャル空間化したメタバース上で花火大会の様子をライブ配信しました。花火のライブ配信には3,500人がアクセスし、昨年度(2,400人)を大きく上回る方に嬉野の夏を楽しんでいただきました。さらに、新幹線開業時から取り組んでいるLINE公式アカウント“嬉野温泉観光案内所”の友達登録者は、12月時点で12,052人に達し、LINEを通して9~11月に実施したスタンプラリーには、市内外から1,235人の参加がありました。

2.来訪者の安心な移動を支えるモビリティサービス
嬉野温泉駅➡本通り商店街➡嬉野温泉バスセンター➡塩田川南の旅館街➡嬉野温泉駅を結ぶルートに8カ所のバス停を設置し、体験試乗会を実施しました。体験試乗会は10月5日~10月28日の20日間、うち6日間は夜間の試乗会にも取り組み、延べ732名の方に参加いただきました。

アンケート調査によると、自動運転車に試乗された方の約7割が「試乗は安全に感じた」と回答、また、試乗者の約8割が「今後も利用したい」との利用意向を示し、非利用者が自動運転車両を見て「危険を感じた」との指摘は約1割に留まる結果となりました。さらに、自動運転車の運行がまちづくりに及ぼす効果については、自動運転車の利用者・非利用者ともに、「観光客などの訪問者が増える」、「まちのイメージが向上する」、「公共交通利用が増えて、環境に優しいまちづくりができる」といった肯定的な意見が多いことが確認されました。

○自動運転利用者

試乗時の安全性

○自動運転利用者

将来的な利用意向

○市民(沿道住民)

危険の感じ方

○自動運転利用者:複数回答

期待されるまちづくり効果

○市民(沿道住民):複数回答

◆今後の取組み
2月の“うれしのあったかまつり”の期間中に、LINEを活用したスタンプラリーを実施するとともに、メタバース内に構築したECサイト(新嬉野商店(仮称))の試行実証を実施し、効果を確認する予定です。

未来技術社会実装事業について、あなたの意見をお聞かせください。特に、18~29歳の方のご意見を募集しています。右の二次元コードを読み込み、アンケートにご回答ください。
※二次元コードは本紙P.9をご覧下さい。