くらし JICA海外協力隊現地レポート

■Vol.3 ベナン共和国
『嬉野市塩田町出身の三島美沙希と申します。』

私は、2024年4月から西アフリカのベナン共和国で、JICA海外協力隊の看護師として活動しています。今回は、私の現地での活動についてご紹介します。
私は、ベナン南部に位置するアトランティック県トリボシト市の保健センターで活動中です。当センターには、交通外傷、マラリア罹患者、脱水症状の患者が多く来院します。日々、同僚看護師とともに、カルテの記入、縫合の介助、点滴の準備、大きな病院への搬送手続きを行っています。また、毎週月曜日は集団ワクチン接種日であり、母子手帳やカルテの確認、子どもへのワクチン接種の介助を担当しています。
加えて、月に1度行われるスタッフ会議では、5S改善活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の重要性を説明し、実際に取り組んだ内容や改善箇所を報告して全員が共通認識を持てるようにしています。保健センターの物品配置や清掃のルールを見直すことで、作業効率の向上や衛生管理の改善を目指しています。「医療者にとって働きやすい環境づくり」、「利用者にとって利用しやすい保健センターづくり」を目標に、これからも現地の人の声に耳を傾けながら寄り添った活動をしていきます。